またもや終わってみれば・・・ ~朝日杯FS

今年から朝日杯FSは、施行場所を中山競馬場から阪神競馬場に移し実施されました。従来の中山芝1600mは外枠が不利で、先行有利とかなり評価が定まっていましたが、阪神芝1600mに舞台をかえることでかなり傾向が変わるのではないかと予想されていました。
そしてレースは、上りの速い上位2頭が後方から進出して決まるという、中山時代とはちょっと違う形となりました。おそらく中山ならこの2頭では決まらなかったでしょうし、その意味では力通りの決着ではなかったかと思います。もっとも、2着のアルマワイオリの力は見抜けず、馬券はダメでしたが・・・。

阪神に移って阪神JFと同じ舞台で行われるということで、傾向も阪神JFと同じようになるのではということは、容易に想像がつきました。そしてその通り、勝ち馬は先週のショウナンアデラととても共通点の多いダノンプラチナでした。その共通点とは下記のとおりです。
・もちろんディープインパクト産駒であること
・蛯名騎手が騎乗していること
・関東馬であること(ショウナンアデラ:二ノ宮厩舎、ダノンプラチナ:国枝厩舎)
・臨戦過程が新馬2着の後、未勝利,500万特別と連勝中
・上りがメンバー1位で後方から差し切ったこと

先週の記事でも、「終わってみればディープインパクト産駒 ~阪神JF」というタイトルで書いたのですが、今回も同じような結果となりました。
その記事で、阪神芝1600mの重賞では、ディープインパクト産駒が4連勝中ということを紹介しましたが、今日はそれが5連勝に伸びました。京都がマイルCSの記事で紹介したように5連勝だったので、それに並んだことになります。京都の場合、2頭以上ディープインパクト産駒が出走していると、必ず3着以内に2頭以上入るという驚異的な成績で、さすがにそれには劣るものの、素晴らしいものがあります。
特に今日は前日の雨の影響でやや重馬場となり、末脚の切れが鈍るのではという心配もありましたが、全く問題ありませんでした。もっとも上りは35.4が最速と、かなり切れ味が鈍ったのは事実ですが。

そしていよいよ来週は、年の納めの有馬記念です。21頭の登録があり、その上位16頭のうちディープインパクト産駒は7頭と最多を誇ります。ただし有馬記念と言えば切れというよりも、器用さや時計のかかる馬場でもこなす根性が必要なイメージがあり、ステイゴールド産駒やハーツクライ産駒が向く気がします。
さてどうなるか、この1週間は楽しみながら悩みたいと思います。

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