終わってみればディープインパクト産駒 ~阪神JF

今日の阪神JFは、単勝倍率1桁の馬が5頭いて、1番人気は1戦1勝馬のロカが押されるという、かなりの混戦模様でした。そしてレースを制したのは、5番人気のショウナンアデラ。
やや出遅れ気味に出て道中は後方を追走し、直線に入るといったん内に進路をとりますが、前があかないと見ると外に持ち出します。そこから1頭だけ次元が違う脚で伸びてきて、勝ちパターンだったレッツゴードンキをゴール直前で差し切り、見事に2歳女王に輝きました。

ショウナンアデラは出走馬中唯一のディープインパクト産駒でしたが、ようやく500万を勝ったばかりの関東馬ということもあり、5番人気という扱いでした。
京都の芝1600mの重賞は、ディープインパクト産駒が6連勝中という記事をマイルCSの時に書きましたが、では阪神の芝マイル重賞はどうなのでしょうか。ちょっと調べてみました。
その結果、京都ほどではないにしても、やはりディープインパクト産駒の芝マイルでの強さが際立つ結果ということがわかりました。

昨年の阪神JFは人気のディープインパクト産駒ハープスターが、ステイゴールド産駒のレッドリヴェールをハナ差だけ差し切れずに2着に終わったのですが、その次のアーリントンCからディープインパクト産駒の連勝が始まり、今日の阪神JFのショウナンアデラで4連勝となったのです。

2014.3.1 アーリントンC 1着 ミッキーアイル (1,3,9着にディープインパクト産駒)
2014.3.8 チューリップ賞 1着 ハープスター (1,8,9着にディープインパクト産駒)
2014.4.13 桜花賞 1着 ハープスター (1着にディープインパクト産駒)
2014.12.14 阪神JF 1着 ショウナンアデラ (1着にディープインパクト産駒)

京都のように上位を占めるまではいきませんが、4連勝は立派なものです。競馬場を問わず芝マイルでここまで顕著な結果を示す種牡馬は、今までいなかったのではないでしょうか。
こうなると、どこの競馬場であれ芝マイル重賞でディープインパクト産駒を外すのは、賢い方法とは言えないでしょう。逆に目をつぶってディープインパクト産駒から勝負するのが、鉄則といえるのかもしれません。
それにしても、すごい種牡馬ですね。

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