今年の牡馬クラシックも混戦?

今年の弥生賞は、東スポ杯を圧勝し朝日杯2着のコディーノと、無敗の3連勝でラジオNIKKEI杯を完勝したエピファネイアが早くも激突するということもあり、本番並みのメンバーということで盛り上がりました。
当然のようにその2頭が人気となり、単勝はエピファネイアが2.3倍、コディーノが2.6倍と2強という構図です。

しかし結果としては、500万を勝ったばかりのカミノタサハラ(6番人気)が中団から差しきって1着、同じく前走でダートの500万下を勝ったミヤジタイガ(10番人気)が好位から2着となり、コディーノ、エピファネイアは3,4着に敗れました。
これで一気に牡馬クラシックは混戦模様というイメージですが、本当のところはどうでしょうか。

まず1番人気のエピファネイアですが、スタートよく先団につけたものの、外枠で前に壁が作れなかったこともあり、かなり掛かっていました。また主戦の福永騎手が騎乗停止で乗れずに、テン乗りのビュイック騎手になったことも、影響したかもしれません。
4コーナーで早くも先頭に並びかけ、直線は早めに抜け出したものの、最後は馬群に飲み込まれて、クビ+ハナ+クビ差の4着に終わりました。
ただし1,2月に使っている上位2頭とは違って2ヶ月の休み明けで、賞金的に余裕があることもあり輸送しても+8kgとやや余裕残しの作り。逆に、輸送しても馬体が増えて比較的落ち着いていたのも、本番に向けて明るい材料といえると思います。

2番人気のコディーノもスタートよく、内枠もあって前走とは違ってうまく折り合い、4コーナー中団から内を突いて伸びてきましたが、ややごちゃついたこともあり、クビ+ハナ差の3着でした。
こちらも朝日杯以来の2ヶ月半の休み明けで、調教もかなり軽めで+8kgと、本番を見越した作りと思われます。その上、前走で見せた掛かるそぶりも、今日はまったく見せず、直線で差してきた末脚は見所がありました。

また2頭とも負けたとはいえ、着差はわずか。レースぶりを見ても、順調に使われていた上位2頭に本番では先着されることはないのではと思います。
もちろん、スプリングSや若葉S、毎日杯の結果も見る必要はありますが、今日の2強は引き続き有力馬として注目していく必要があると思います。

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