世界トップのスプリンターになったか ~高松宮記念

高松宮記念は、単勝1.3倍と圧倒的な人気に支持されたロードカナロアが、すばらしい末脚を見せてコースレコードで優勝しました。

ロードカナロアは、昨年のスプリンターズSでカレンチャンに競り勝って初G1制覇を達成すると、12月には香港に遠征して、層の厚い香港勢を2 1/2馬身という決定的な差で下して、日本馬として初めて、念願のG1香港スプリントを快勝。
さらに帰国初戦の阪急杯では、実績のない1400mでかつ58kgを背負いながら3/4差で1着。一時はドバイ遠征の噂もありましたが、結局高松宮記念に参戦してきました。

戦前は、これだけの実績があるのだから負けるわけはないと思いながらも、いざ予想をする段になると、昨年3着に敗れた事実や、万一の出遅れなど、いろいろ考えて一抹の不安を覚えたりもしました。
しかし力を出し切れば、国内では敵はいないということを、今日のレースでは鮮やかに証明してくれたと思います。

世界最強のスプリンターはどの馬か。もちろん馬場などの条件が異なるので、一概に言うことはできません。しかし話題性という意味では、先日なんとデビュー以来の連勝記録を24に伸ばした、オーストラリアのブラックキャビアでしょう。
報道によると、ブラックキャビアはオーストラリア国内であと3戦して引退の予定だそうです。ロードカナロアが遠征して対戦すれば、かなり盛り上がると思うのですが・・・。しかも相手のホームでもし勝てれば、かなり株もあがるでしょう。
そんな夢のような世界一決定戦を、見てみたいと思わせる、今日の勝ちっぷりでした。

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