今日の小倉メインの阿蘇Sで、サンライズキングがレコードで逃げ切ったのですが、なんとそれが日本レコードで、しかも37年5ヶ月ぶりというJRAで最も古いレコードを更新したそうです。
これまでのレコードは、1969年3月1日にタケシバオーが記録した1.41.9。今回それを0.1秒上回ったのです。
タケシバオーといえば、3200mの天皇賞(春)を勝った年に、1200mのスプリンターズS(この年は英国フェア開催記念)も勝つという、今ならありえない戦績をもった名馬ですが、ダートも強く、このときは重馬場を60kgを背負って大差で勝ったそうです。
1700mダートという設定が、今ではローカルにしかないとはいえ、37年以上もレコードとして残るというのは、とんでもないことだと思います。しかも60kgを背負ってのものなので、より価値は高いですね。
今日の小倉は途中から大雨になり、メインの時は水が浮く不良馬場になっていたのですが、もし雨が降らずに良馬場のままだったら、このレコードはまだまだ続いていたんでしょう。TVで見ていましたが、和田騎手が絶妙の逃げで、最後まで抜かせませんでした。
ダートのレコードホルダーの面々を見ると、クロフネ以外は割と地味なメンバーであることに驚かされます。G1勝ちと比べると地味ですが、これもひとつの勲章ですね。