馬産地を訪ねて ビッグレッドファーム

レックススタッドからすぐ近くにアロースタッドがあるのですが、見学時間は15時からなので、その間が少し空きます。そこで車で20分ほどのところにあるビッグレッドファームへ。
ここは前回来た時に案内所で教えてもらって行ったのですが、10時~16時まで時間に制約なく見られるので、間に行くにはちょうど良いところです。実際にレックススタッドからこちらに移動してくる人もいました。

カーナビのとおりに向かうと、ビッグレッドファームが見えてきましたが、前回来たときとはかなり印象が違います。入口らしきところをいったん過ぎてしまい、カーナビが示した門は閉まっており入れません。Uターンして最初の入口から入りますが、前回はもっとわかりやすかった記憶が・・・。
駐車場に車を止めて、とりあえず事務所らしき建物に向かうと、入口に見学者向けの案内が出ていて一安心。中に入って記名し、見学者用の首掛けカードをもらって案内に従って放牧地に向かいます。

前回の時はもっと木が茂っていて厩舎がいくつか建っており、その一つに何頭か馬がいました。当時はまだステイゴールドが生きていて、ここで撮った写真が残っています。レックススタッドと同じように、厩舎からクビを出してそれを写真に撮る形だったのですが、今回は広い放牧地をめぐる形に変わっていました。まあ12年ぶりなので、いろいろ変わっているのは仕方ないですね。

行ってみると個々の放牧地はかなり広く、それぞれ思い思いの場所にいるので、いいアングルで写真を撮るのはなかなか大変です。
ロージスインメイ、ダノンシャンティといて、3頭目がゴールドシップ。芦毛で目立ちます。
ゴールドシップといえば、個人的には共同通信杯からお世話になったり悔しい目にあったりいろいろありましたが、基本的にはずっと応援した馬です。こういうところで会えるのはうれしいですね。
そして翌週の札幌2歳Sでは産駒がワンツーの快挙。新種牡馬として、上々の滑り出しですね。

ゴールドシップ 産駒がいきなり札幌2歳Sでワンツー。好スタートです

さらにアドマイヤマックス、ダノンバラード、ジョーカプチーノといて、久々に対面したのがアグネスデジタル。前回もここで会っています。我々が行ったときは大人しかったですが、そこにいた人の話によると、少し前はアブに刺されてあばれていたらしい。私もレックススタッドでアブに刺されましたが、ちょっとちくっとしてイヤですね。気持ちはわかります。
天皇賞(秋)、マイルCSとフェブラリーS、南部杯と、芝・ダート両方のG1を勝った名馬ですが、産駒も両方の活躍馬を出しています。

アグネスデジタル 雨の2001年天皇賞(秋)でテイエムオペラオーを捉えた脚は印象的です

そして奥の高台にいたのがグラスワンダー。前回は門別のブリーダーズスタリオンステーションで会っているので、こちらに移ったのですね。すでに24歳といい年ですが、スクリーンヒーロー、アーネストリーなどのG1ホースも生み出しており、まだまだ期待されているようです。元気で頑張ってほしいですね。

グラスワンダー スペシャルウィークに競り勝って連覇を達成した有馬記念は見事でした

そして入口近くの放牧場にいたのが、前回来た時はここの厩舎でため息をついて座っていたロサードと、功労馬として繋養されているコスモバルク。ロサードは今回ため息はつかずボーっと立っていました。
コスモバルクは、地方馬としてラジオたんぱ杯、弥生賞と連勝して一躍オグリキャップ以来のフィーバーを巻き起こしましたが、皐月賞は1番人気で2着、ダービーは8着。その後JCで2着になり、5歳時にはシンガポールでG1制覇。長く頑張った印象があります。
しかしちょっと年取って疲れた感じで、なんとなく機嫌が悪そう。もしかしたら自分だけ種牡馬ではないという今の境遇に、ちょっと不満を感じているのかもしれません。

コスモバルク 6歳以降は成績は今一つでしたが、タフで長くがんばりました

ビッグレッドファームで会えた馬たち
ロージスインメイ、ダノンシャンティ、ゴールドシップ、アドマイヤマックス、ダノンバラード、ジョーカプチーノ、アグネスデジタル、グラスワンダー、ロサード、コスモバルク

上記の情報は、2019年8月22日時点のものです。
見学日程や時間、条件は変更になることがあるので、訪問する際は事前に必ず「競走馬のふるさと案内所」のホームページ( https://uma-furusato.com/ )を確認してください。またそこにある「牧場見学ガイド」を参考に、ルールを守って見学していただけるようお願いします。

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