高松宮記念の明白な傾向とレッツゴードンキのこと

高松宮記念は明白な傾向があります。
それは、「前走がシルクロードSか阪急杯かオーシャンSで、上位人気で連対するか2番人気以内に支持されること」。

過去10年の連対馬20頭のうち、これに当てはまらないのは、オーシャンS11番人気2着から2着に入ったスノードラゴン(2014年)、香港のG1を勝って1着になったエアロヴェロシティ(2015年)、京都牝S1着から2着になったレッツゴードンキ(2017年)のわずか3頭。
これはかなりの高確率と言えます。

これにあてはめると、今年の連対候補は、セイウンコウセイ、レッドファルクス、ナックビーナス、ファインニードルの4頭に絞られてしまいます。そう、この時点でナックビーナスは怪しいと思っていたのですが、中山限定という感じもあり、また横山典騎手がG1のこの馬ではなくマーチSのハイランドピーク(2.0倍の1番人気で9着)を選んだこともあって、捨ててしまいました。
3着馬には必ずしもこの傾向は当てはまらないのですが、やはり過去の傾向を馬鹿にしてはいけないと強く感じました。

そしてこの傾向に今年も抗ったのが、2年連続2着になったレッツゴードンキ。今年はなんとダートのフェブラリーS5着からの挑戦でした。これでスプリントG1では、昨年の高松宮記念、スプリンターズSに続く3戦連続の2着。これはかなりの偉業だと思うのですが、関係者にしてみれば悔しさしかないでしょう。
昨年は2着とはいえ1 1/4馬身差ありましたし、スプリンターズSはクビ差でしたが、今日のレースでは中団から内を突いて抜け出し、いったん1馬身ほど前に出てゴール前までは先頭をキープしていたものの、ゴール直前でファインニードルに交わされてハナ差負け。今までで一番悔しい負け方だったと思います。

これでレッツゴードンキはG1で5回目の2着。桜花賞を勝っているとはいえ、勝ち鞍は新馬、桜花賞と昨年の京都牝Sのわずか3つです。過去にもステイゴールドのようにシルバーコレクターと呼ばれた馬はいましたが、レッツゴードンキもそれに並ぶぐらいの、ある意味すごい成績だと言えます。

個人的にレッツゴードンキは昨年の最優秀4歳以上牝馬に推した(結果はヴィブロスに完敗)ほど評価しているのですが、なんとも歯がゆい成績です。おそらく現役生活は今年いっぱいでしょうが、なんとか一花咲かせてくれることを期待しています。
希望としては、やはりスプリンターズSかな。

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