2017年度JRA賞と反省

2017年の年度代表馬と競走馬各部門の受賞馬が、記者投票により決定して発表されました。まずはその結果から。

●年度代表馬、最優秀4歳以上牡馬
キタサンブラック
●最優秀2歳牡馬
ダノンプレミアム
●最優秀2歳牝馬
ラッキーライラック
●最優秀3歳牡馬
レイデオロ
●最優秀3歳牝馬
ソウルスターリング
●最優秀4歳以上牝馬
ヴィブロス
●最優秀短距離馬
レッドファルクス
●最優秀ダートホース
ゴールドドリーム
●最優秀障害馬
オジュウチョウサン

昨年末に個人的に予想したのですが、最優秀3歳牝馬と最優秀4歳以上牝馬の牝馬2部門の予想を外してしまいました。

まず最優秀3歳牝馬ですが、オークス2着、秋華賞3着の安定感と古馬相手のエリザベス女王杯1着を評価してモズカッチャンを押したのですが、結果はソウルスターリングとなりました。実際に対決したオークスではソウルスターリングが勝っていますし、それ以上に毎日王冠から天皇賞(秋)、JCと古馬牡馬の王道を勝てないまでも歩んだことが評価されたのでしょう。
票数ではソウルスターリング162票、モズカッチャン120票となかなかいい勝負をしているので、読みは悪くなかったと思います。

そして最優秀4歳以上牝馬ですが、290票中194票と意外と大きな支持を受けてヴィブロスが選ばれたのは、正直言って驚きました。ヴィブロスは昨年JRAのレースは未勝利で、好走したのは府中牝馬S2着のみ。ということは、ドバイターフの勝ちを評価されたのでしょう。もちろん海外の大レースを勝ったのはすばらしいことですが、JRA賞である以上はJRAのレースが重点的に評価されるべきだと思うのですが。そのせいでしょうが、2位アドマイヤリード49票に続いて、該当馬なしに42票入ったのは仕方ないかと思います。
しかし個人的に押したレッツゴードンキが、わずか1票というのは、ちょっとショックでした。

それ以外は妥当な結果だと思いますし、年度代表馬も圧倒的多数でキタサンブラックが2年連続で選出されました。その年度代表馬の選考で、オジュウチョウサンに3票入ったのはよかったと思います。もし一昨年のようにキタサンブラックがG1 2勝で終わってほかの馬もどんぐりの背比べ状態だったとすれば、史上初めて障害馬が年度代表馬に選ばれるという可能性もゼロではなかったわけで、それもちょっと見てみたかったかなと思いました。

キタサンブラックの引退で大げさに言えば1つの時代が終わった感もありますが、今年の競馬はどの馬を中心に回っていくのか、興味は尽きません。

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