2016年度代表馬と反省

2016年の年度代表馬と競走馬各部門の受賞馬が、記者投票により決定して発表されました。まずはその結果から。

●年度代表馬、最優秀4歳以上牡馬
キタサンブラック
●最優秀2歳牡馬
サトノアレス
●最優秀2歳牝馬
ソウルスターリング
●最優秀3歳牡馬
サトノダイヤモンド
●最優秀3歳牝馬
シンハライト
●最優秀4歳以上牝馬
マリアライト
●最優秀短距離馬
ミッキーアイル
●最優秀ダートホース
サウンドトゥルー
●最優秀障害馬
オジュウチョウサン
●特別賞
モーリス

昨年末に個人的に予想したのですが、特別賞を除いて各部門は当たったものの、年度代表馬は大きく外す結果となりました。有馬記念の直接対決でサトノダイヤモンドがキタサンブラックを下したので、逆転でサトノダイヤモンドとしたのですが、投票結果ではキタサンブラックが1位で、2位がモーリス。サトノダイヤモンドは3位でした。
その票数も、キタサンブラック134票、モーリス90票、サトノダイヤモンド66票とかなり差がついたのも意外でした。

その理由を考えてみたのですが、直接対決でサトノダイヤモンドがキタサンブラックを下したとはいえ着差はクビ。それよりも、差し返して勝った天皇賞(春)や、史上2頭目の逃げ切りで圧勝したジャパンカップのキタサンブラックのパフォーマンスを、評価した記者が多かったということだと思います。
たしかに内容を考えれば、より強さを感じさせたのはキタサンブラックということは、否定できないと思います。やはり年度代表馬は、1年を通した総合的な評価という観点が重要ですね。

そして2位がモーリスという結果も驚かされました。国内のG1は天皇賞(秋)の1勝でしたが、香港でG1を2勝。特に年末の香港カップの圧勝は、改めてその強さを強く印象付けました。JRA賞はあくまでもJRAでの成績を対象とするものですが、香港でのパフォーマンスが評価されての特別賞となりました。
こうなると安田記念の2着が惜しまれます。あれを勝っていれば、2年連続の年度代表馬の目もあったかもしれません。ただし直接対決のなかったキタサンブラックとの評価は、かなり悩ましかったでしょうが・・・。

すでに2017年の競馬は始まっており、これからクラシックに向けて目の離せないレースが続きます。今年はどんな競馬が見られるか、とても楽しみです。

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