2歳牝馬の戦いは難しい ~阪神JF

阪神の馬場改修以降の6年間は、馬連万馬券も出ず、比較的堅めに終わっていた阪神JFですが、久々にどかんと荒れました。勝った5番人気のローブディサージュはともかく、2着は15番人気のクロフネサプライズで、3着は10番人気のレッドセシリア。馬連は35,990円で3連単は3,047,070円の大波乱でした。
昔は、スエヒロジョウオーとマイネピクシーで馬連12万超えなんていうこともありましたが、さすがに最近はおとなしかったので、ちょっと驚きました。

個人的には、当初の予想ではコレクターアイテムを本命でローブディサージュは対抗にしていたのですが、強めに追うコレクターアイテムに馬なりで抜かせなかった調教や、1800mの新馬を圧勝し、休み明けで距離が短すぎるファンタジーSで2着に好走したローテーションから、直前で本命と対抗を逆転させたのです。
そこまではよかったのですが、さすがにクロフネサプライズとレッドセシリアは買えませんでした。
ただ、この2頭がちょっと気にはなっていました。

まずクロフネサプライズは、調教の動きが目立ってよかったのです。また、クロフネ×トニービンという血統はスプリンターとは思えません。
しかし、4戦中3戦で1200mを使っており、しかも前走は1400m戦でしたがスローで逃げ切りと、展開的にも手が出ませんでした。

またレッドセシリアは、芝1600mの新馬を1番人気で圧勝し、そこから中6週と条件的にはOKでした。また鹿戸雄厩舎の牝馬というと、2桁人気で桜花賞とオークスで2着に入ったエフティマイアがいて、穴をあけるイメージがあるのも気になった1つの理由でした。
しかしその勝ちタイムがあまりに遅く、やはり買えませんでした。

上位3頭はほとんど差がなく、負けた2頭も最後に差し返そうとしていたように、力的には甲乙つけがたいと思います。また4,5着のコレクターアイテム、カラフルブラッサムも位置取りしだいでは、もっときわどかったでしょう。
そういう意味では、来年の牝馬クラシック戦線は、かなりの混戦だと思います。まだ出てきていない馬も含めて、今後ガラっと力関係が変わる可能性もありますので、注意して見ていく必要があるでしょう。

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