今年のクラシックは混戦?

フラワーC、スプリングSが終わり、まだ毎日杯が残っているものの、ほぼクラシック初戦の大勢が見えてきました。イメージとしては、やはり混戦模様という感じでしょうか。それは有力と見られていた馬たちが、必ずしも前哨戦で結果を残せていないということが、理由として挙げられます。

まず牡馬ですが、きさらぎ賞、若葉賞を制したワールドエースは人気に応えたものの、共同通信杯で1.4倍の圧倒的な1番人気に支持されたディープブリランテは掛かった上に直線で失速してかろうじて2着。さらに2.2倍で再び1番人気となった今日のスプリングSでも、やはり掛かって2着に終わりました。距離が伸びる皐月賞、ダービーでは、折り合いにかなりの不安が残ります。
弥生賞では2.9倍の1番人気だったアダムスピークが、見せ場なく8着に沈みましたし、スプリングSでは2番人気だった無敗のG1馬アルフレードも12着と大敗しました。

もちろん、共同通信杯を勝ったゴールドシップは、札幌2歳SやラジオNIKKEI杯で好走していますし、スプリングSを勝ったグランデッツアも同じく両レースで上位(札幌2歳Sは優勝)しているので、力があるのは間違いありません。
おそらくこの2頭とワールドエース、さらに弥生賞を好走したコスモオオゾラ(1着)やトリップ(2着&京都2歳S勝ち)あたりが、人気になるのでしょう。
しかし、どの馬も絶対的な強さは感じられず、もしかしたら、大敗組の巻き返しもあるかもしれず、悩みは尽きそうにありません。

さらに牝馬は、2戦2勝でG1を制してチューリップ賞で1.3倍の圧倒的な1番人気に支持されたジョワドヴィーヴルが、あっさりと3着に破れ、桜花賞トライアルをすべて関東馬が勝つという前代未聞の事態に・・・。
もちろんジョワドヴィーヴルの巻き返しはあるでしょうし、クイーンCを勝ったヴィルシーナやフィリーズRを勝ったアイムユアーズも実力馬なので、このあたりで決まる可能性は、高いと思いますが。

オルフェーヴルが阪神大賞典で逸走してまさかの2着に破れ、あらためて競馬に絶対はないと思い知らされたわけですが、混戦のときこそ予想のし甲斐もあるというものです。
これまでの戦績を再度チェックして、まずは桜花賞、皐月賞と、勝ち馬を見つけたいものです。

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