11/28の東京競馬場は、30回目のジャパンカップを記念して、1985年の優勝馬シンボリルドルフが来場しました。
個人的には、タマモクロス,オグリキャップの頃から競馬を見るようになったので、シンボリルドルフの現役時代は知らないのですが、91年のトウカイテイオー、92年のミホノブルボンと2年連続で無敗のダービー馬が誕生しながら、いずれも3冠には手が届かず、改めて無敗で3冠を制したシンボリルドルフの偉大さを強く感じました。
それ以来、シンボリルドルフ級の偉大な馬の誕生を夢見て競馬を続けて、ようやく2005年にディープインパクトを目撃することができたわけです。
しかし皇帝と呼ばれるにふさわしい堂々としたレースぶりや、いかにも性格がきつそうなつり上がった目などはビデオや写真でしか見ることができず、あと数年早く競馬を見ていればと後悔したものです。
また日高のシンボリ牧場は見学を受け入れていなかったので、生で見ることもかないませんでした。
そのあこがれの馬が東京競馬場にやってくるということで、ワクワクしながら出かけました。
昼休みにパドックに現れたシンボリルドルフは、29歳という年齢が信じられないほど若々しく、毛づやもピカピカで、驚かされます。
そして引退してから24年経つにもかかわらず、多くのファンがパドックにつめかけ、その人気の高さを、改めて感じさせられました。
パドックでは、主戦騎手を務めた岡部さん、そして井崎さん、鈴木淑子さんのトークショーがあり、最後はシンボリ牧場の方々を迎えて、馬服の贈呈と記念撮影が行われました。
そのあとローズガーデンに移動して引き続きお披露目されましたが、写真を撮る人の列が、ずっと続いていました。
先日老衰で亡くなったサクラユタカオーは、1つ年下の28歳ということで、29歳は馬としてはかなりの高齢だと思いますが、好成績を残した馬は心肺機能が優れており、長生きすることが多いそうです。
ルドルフが出るまでは、「シンザンを超えろ」が馬産のスローガンだったと聞いたことがあります。ルドルフには35歳というシンザンのサラブレッド最長寿記録も、ぜひ超えて欲しいものです。