ペルーサの強さに唖然としました ~青葉賞

しかし強かったです。青葉賞のペルーサ。
若葉Sの勝ち方がなかなかよかったし、そこで下したヒルノダムールが皐月賞で2着ということもあり、ペルーサが青葉賞で人気になるのは、当然予想されました。そこでダービーに備えて、どんなレースをするのか見に行ったのですが、ペルーサの強さだけが際立つ結果になりました。

パドックで見た瞬間に、他の17頭とは馬体も気配も違って、勝つのはこの馬しかいないだろうと思いました。踏み込みも深く、落ちついていながら気合乗りもよく、G1馬と条件馬ぐらいの違いを感じたのです。
レースでは、ペルーサは好スタートを切りながら中団の内まで下げて、道中は折り合って落ちついた走り。同厩のミッションモードが引っ張る流れは、1000mが1分ちょうどと落ちついた流れです。
4コーナーでやや外目に出し、前があいて追い出すと、あっという間に抜け出して、あとは後続を離す一方。最後は手綱を抑える余裕で、4馬身差の完勝でした。

タイムは過去10年では2004年の2.24.1に次ぐ2.24.3で、上がりもただ1頭34秒を切って33.8。父のゼンノロブロイの勝ちタイムが2.26.3なので、2秒も早いことになります。

横で見ていた人が、ダービーはフェラーリピサを蹴っ飛ばして、この馬から勝負だと興奮して話していましたが、まさにそう言いたくなるような、ある意味ショッキングなレースでした。

青葉賞はダービーと同じ距離でありながら、過去1頭もダービー馬を輩出していないのは有名な話です。シンボリクリスエスもゼンノロブロイも、ダービーでは2着に敗れました。しかしついに今年はそのジンクスが破られるのではないかと期待したくなるような勝ち方でした。

皐月賞上位組とペルーサ、そしてNHKマイルCの結果次第ですが、ダノンシャンティなどがダービーでは人気になるでしょう。青葉賞の結果で、ダービーがますますおもしろくなったのは確かだと思います。

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