カンパニーは8歳になっても成長していました ~マイルCS

今年のマイルCSは、カンパニーが見事に1番人気に応えて快勝しました。おめでとうございます。
そしてこれで、宝塚記念から続いてきたG1での1番人気の連敗も、ようやく止まったことになります。

しかし8歳でのG1連勝というのは、すごい快挙だと思います。昨年までのカンパニーといえば、G1でいいところまでは来るものの、連対圏までは来ないという、典型的ないまいちクンでした。
天皇賞(秋)前のG1成績が、0・0・1・11で、その11も4着が4回、5着が3回と、なんとももどかしい成績だったわけです。
それが今年は8歳ながらも進化していて、毎日王冠は時計こそ昨年より遅かったものの、上がりは昨年を上回ってウオッカに快勝。さらに天皇賞(秋)もやはり上がりは昨年より早く、G1初制覇。そして過去2年、5,4着と人気を裏切ってきたマイルCSも、横綱相撲であっさりと勝ちました。

これが引退レースだそうですが、なんともかっこいい幕引きです。中年の星みたいな言われ方もしますが、今までの苦労があるので、余計に共感を呼ぶのでしょう。
父ミラクルアドマイヤは、フサイチコンコルドの弟で、父がトニービンと良血ですが、わずか3戦1勝で引退して種牡馬になり、カンパニーが出なければ、あやうく廃用になるところでした。
実は7年前に北海道に行ったときに、今はもうなくなってしまった社台スタリオンステーション荻伏でミラクルアドマイヤを見ているのですが、当時はまったく知らなかったので、ほとんど記憶に残っていません。スキーキャプテンがいたのは覚えているのですが。
その後も、父ミラクルアドマイヤが引っかかって、血統的にG1は無理かなと勝手に思っていたりしたのですが。大変失礼なことをしたと、改めてお詫びしたいと思います。

しかし2着は、また逃げ馬が残りました。先週のことがあったので、2週連続はないだろうと思ったのですが・・・。騎手もみんなそう思っていたのでしょうね。
確かに先行馬は少ないし、直線平坦で、逃げ馬が残りやすいことは、終わってみればわかるのですが。なかなか学習できないものです。

来週のJCは舞台が東京に移るので、まさか逃げ馬が残ることはないと思いますが、古くはカツラギエースの例もあるので、油断せずに予想したいと思います。

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