ウオッカ大丈夫なんでしょうか ~毎日王冠

ウオッカの毎日王冠は、昨年に続いて2着に終わりました。
武豊Jは戦前に逃げる可能性もあると言っていましたが、力が抜けている以上、怖いのは今年の安田記念のように包まれることであり、57kgを背負って圧倒的な1番人気という状況では、逃げはかなり可能性が高い戦法だったといえるでしょう。
ただし逃げるという意識ではなく、結果として先頭を走っているということだそうですが。

逃げてはいても、1000mは59.9と昨年よりも0.6秒も遅く、開幕週ということを考えると、スローともいえるペースです。なのでこの時点で、連対は固いなと思いました。
直線に入っても余裕があり、快勝かと思った矢先、昨年のスーパーホーネットと同じように、後ろから伸びてきたカンパニーに、交わされてしまいました。ただし昨年はもう少し抵抗したような気もしますが。

ウオッカは休み明けがあまり得意ではなく、これで鉄砲成績は1・2・1・2となりました。昨年も同様の毎日王冠2着から天皇賞(秋)を制しましたが、では今年はどうなんでしょう。

考えてみるに、今年の天皇賞(秋)、JCは、かなり厳しいような気がします。
まずウオッカのベストが、最近はマイルになってきていること。昨年、今年と安田記念の優勝は見事でしたが、昨年の天皇賞(秋)は辛勝で、JCは2年とも連対をはずしています。
また今まで負けたことがなかった8歳馬のカンパニーに、あっさり交わされたのも意外でした。昨年よりも勝ちタイムが遅いのに、粘りもありません。昨年はアタマ差に粘ったのに、今年はあっけなく1馬身も差をつけられました。

ただしウオッカの休み明け2戦目は、取り消しと海外をのぞけば、負けていません。今日の東京競馬場に多くのお客さんが集まったようにファンが多い馬ですし、ぜひ天皇賞(秋)で巻き返して、最多タイのG1 7勝、さらに前馬未踏のG1 8勝目を目指してもらいたいものです。

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