まさか勝つとは・・・マイネルキッツ ~天皇賞(春)

今年の天皇賞(春)は、なんと重賞未勝利で12番人気の伏兵マイネルキッツの優勝で終わりました。関東馬の優勝も関東の騎手の優勝も、2004年のイングランディーレ以来5年ぶりの快挙でした。

実は当初はまったくノーマークだったのですが、スポーツニッポンの小田記者が本命にあげていたことと、パドックの気配がわりとよかったので、アルナスラインの相手で押さえて、万馬券をとることができました。
スポニチの小田記者といえば、大穴を推奨して、かつその馬が激走することが多いので有名ですが、まさか勝つとは・・・。一番印象に残っているのは、2001年の菊花賞でマイネルデスポットを本命にして、マンハッタンカフェとの馬連46,210円を的中させたことですが、それに劣らない衝撃を受けました。

確かに日経賞での3/4馬身差2着を考えれば、アルナスラインとの人気の差は大きすぎると思いますし、その末脚もなかなか見所がありました。母父サッカーボーイも天皇賞(春)ではおなじみですし、栗東に滞在させた国枝師の本気度も、評価すべきでしょう。
でも重賞(オープン特別すら)を勝っていないとか、父チーフベアハートの代表産駒はマイネルレコルトぐらいで、長距離G1の実績はないとか、どうしても常識的なところに流されてしまうのです。

そんな中、注目される新聞で◎を打つ勇気には、毎度感心させられます。といっても、あまり信じることは多くないのですが・・・。

今年は先頭の入れ替わりが激しく、その分流れが早くなり、結果として歴代3番目というハイレベルな決着になりました。その勝ち馬であるマイネルキッツは賞賛されるべきでしょうし、おそらくフロックとはいえないと思います。
ただ正直言うと、能力以上の走りをしてしまったのではという心配もあります。(個人的には昨年のJCを勝ったスクリーンヒーローはその口かと・・・)
まあ今後の成績に注目したいと思います。

しかし、フルゲートの天皇賞(春)は、確実に荒れますね。

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