フレンチデピュティ産駒かぁ 天皇賞(春)

アドマイヤジュピタの天皇賞(春)優勝は、見事でした。比較的早い流れを後方で待機して、3コーナー過ぎにメイショウサムソンの後ろを上がっていって、直線では早め先頭から、メイショウサムソンに交わされそうになりながらも、再度差し返して勝ちました。
メイショウサムソンの最後のがんばりはすごいものがありますが、それを抑えたということは、かなりの勝負根性の持ち主と見てよいのではないでしょうか。

戦前は、阪神大賞典のタイムの遅さとスローを先行して勝ったことから、展開に恵まれたという見方が多く、距離的にも最もつながりやすい前哨戦を勝ったにも関わらず、3番人気にとどまったのは、やはりそのあたりが影響したのでしょう。
ただし、阪神大賞典はメンバー最速の上がりで勝っており、決して展開に恵まれたとはいえないと思いますが。

それにしても、フレンチデピュティ産駒が3200mのG1を制したことには驚かされました。
フレンチデピュティの代表産駒といえば、クロフネ(JCダート、NHKマイルC)、サンアディユ(スプリンターズS2着)、ピンクカメオ(NHKマイルC)、レジネッタ(桜花賞)と、マイルから2000mぐらいという印象でしたが、アドマイヤジュピタだけが異色という感じです。やはり母父リアルシャダイが効いているのでしょうか。

今年はすでに桜花賞、天皇賞(春)とG1を2勝し、サイヤーランキングも4/21時点で5位と好調です。芝・ダート問わず、また距離も不問になってきたということで、今後もますます注目が必要な種牡馬になりそうです。

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