日経新春杯のアドマイヤフジの敗因とは

サイレントディールやダンツジャッジの年齢を考えれば、アドマイヤフジが人気になるのは、仕方ないところでしょう。オースミグラスワンは近走の成績がいまひとつだし、メイショウオウテ、トウカイエリートなどは準オープンを勝ったばかりで、重賞実績もほとんどありません。
ハンデも57.5kgであれば特に問題はなさそうだし、なんと言っても休み明けの有馬記念で0.9秒差に好走しています。変わり身も期待できるし、去年も勝っています。

ただ唯一気になったのが、日経新春杯で過去連覇に挑んだ馬が11頭いて、その成績が0・0・0・11ということ。なんと3着以内に1頭もきたことがありません。ハンデ戦の場合、2年目は確実に斤量が重くなるので、その影響も大きいのでしょうが、それにしてもこの数字は気になります。

これを単純に信じれば、アドマイヤフジを切って、オースミグラスワンは踏み込みの甘さから完調ではないと判断したのでこれも切って、メイショウオウテはいれ込みのきつさから軽視して、残りはトウカイ2頭ぐらいしかいなくなり、簡単だったはずなのですが・・・。

いったん先頭に立ちながら、ずるずると下がっていった負け方は、案外斤量が効いたのか、あるいは2走ボケ(有馬記念は好走だったということにして)なのか、単純に力が足りないのか。
そもそもアドマイヤフジは、3歳時から好走するが勝ちきれないイメージがあり、一応押さえて無駄なお金を使ったという印象があります。古都S,日経新春杯と連勝して、そのイメージを払拭したかと思っていたのですが、本質は変わっていなかったのかもしれません。

その馬の本質をつかむのと、レースの過去の傾向をよく調べて組み合わせるのが、馬券検討では大切だということを、改めて感じました。

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