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2009年04月19日

やはり良血馬には逆らえない? ~皐月賞

ロジユニヴァースは4コーナーで手ごたえが怪しくなり、リーチザクラウンも気付けば馬群に沈んでいく中、いつの間にかするすると抜け出してきたアンライバルドが、直線力強く抜け出し、1 1/2馬身差で見事に最初の1冠を制しました。
戦前は3強といわれていましたが、終わってみれば1,2番人気は14,13着の惨敗で、唯一3番人気のアンライバルドだけが、3強の面目を保ったという感じでしょうか。

しかも2着は8番人気のトライアンフマーチで、これで皐月賞は6年連続で7番人気以下の馬が連対し、かつ4年連続で1,2番人気が連対できないという、荒れるレースになってしまいました。ちなみに馬連万馬券は4年連続です。

上位2頭の共通点といえば、ずばり良血ということでしょう。
アンライバルドは1996年のダービー馬フサイチコンコルドの弟で、父は注目のSS系新種牡馬ネオユニヴァース。トライアンフマーチはブエナビスタと同じくスペシャルウィーク産駒で、母は1997年の桜花賞馬キョウエイマーチ。
アンライバルドはスプリングSを圧勝するなど、かなりの実績を誇ってきましたが、トライアンフマーチはまったくの伏兵でした。3戦目で未勝利をようやく勝ち、若葉S2着でなんとか優先出走権をとったものの、そのレースではベストメンバーに軽く差しきられ、なんとか2着を死守したという感じだったからです。
しかしさすが角居厩舎だけあって、しっかりと仕上げてきました。パドックではピカピカの毛づやで悠然と歩き、できの良さは際立っていました。

ダイワメジャーやシックスセンスなど、皐月賞までは目立たなかったのに、ここでいきなりブレイクする良血馬がいますが、今日の2頭もその例かもしれません。ちょうどそんな季節なのかもしれませんね。

それに対して、ロジユニヴァースとリーチザクラウンの人気2頭はどうしてしまったのでしょうか。
リーチザクラウンはパドックでも今ひとつで、レースでは終始掛かってしまって、いいところがありませんでした。
ロジユニヴァースはパドックの気配も良く、2コーナーで外目に出したときは、さすが横山典Jと思ったのですが・・・。結果的に馬群でもまれたレースが初めてで、戦意を喪失してしまったという感じかもしれません。

ダービーは直線が長い東京に変わるので、ますますアンライバルドが有利になると思いますが、惨敗してしまったロジユニヴァースとリーチザクラウンにも、ぜひがんばって巻き返してほしいと思います。

2009年04月12日

ブエナビスタはものが違いました ~桜花賞

ブエナビスタは勝つことはだいたいわかっていたものの、やはり強かったです。ちょっと他の馬とは、レベルが違うという感じでした。

スタートを切るといつものように後方に下げましたが、600mが34.9とやや遅めの落ち着いた流れとなり、さらに縦長の展開で、向こう正面では本当に大丈夫かと、ちょっと心配になりました。
3コーナーすぎから進出を開始したものの、4コーナーでは内に進路をとり、レッドディザイアとジェルミナルに前をふさがれる形になりました。そこからもう一度外に持ち出したわけですが、その末脚は見事でした。

馬場はかなり使われているので内はあまり伸びないのですが、外の伸びはよく、特にレッドディザイアは最後まで食い下がりました。キャリア2戦の馬は過去10年で4頭が出走して、すべて着外ということもあり、キャリア不足でかつ休み明けということでやや軽視したのですが、オープンを差しきった末脚は見所がありました。
でもブエナビスタとは、着差以上の力差を感じました。今回安藤勝Jは坂で2発ほどステッキを入れましたが、あとは押すだけで最後は流す余裕がありました。3着のジェルミナル以下はちぎれてしまい、勝負あったという感じです。

最近は桜花賞とオークスはつながることが多いですが、このままでいけばブエナビスタの2冠はかなり濃厚でしょう。レッドディザイアはマンハッタンカフェ産駒ということで距離が伸びてよさそうですが、安藤勝Jによるとブエナビスタも距離があったほうがよいというので、2400mになっても逆転は難しそうです。
他で気になるのは、桜花賞には目もくれずにオークスに直行するディアジーナでしょうか。クイーンCを勝っており、先行有利のフラワーCでクビ差の2着。メジロマックイーン産駒というところも魅力です。
フローラSで新星が出てこない限り、この3頭の争いとなるでしょうが、やはりブエナビスタ中心は間違いないでしょう。

過去の2頭の3冠牝馬メジロラモーヌとスティルインラブは、2歳G1は勝っていません。もしブエナビスタが3冠を勝つと、初の同世代牝馬限定G1完全制覇の快挙となるわけです。
まだオークスも勝っていない段階でかなり気が早い話ですが、そんなことまで期待させてしまうような、強い勝ち方でした。まずは無事にいってくれることを、期待したいと思います。