« 2008年05月 | メイン | 2008年07月 »

2008年06月29日

意外と単純な法則かも ~宝塚記念

宝塚記念の過去10年の結果を見ていると、とても単純な事実に気づきました。
過去10年の連対馬20頭すべてが、宝塚記念の前2走のどちらか(あるいは両方)で、G2以上のレースでの連対実績があったのです。
これは穴となった98年のステイゴールド(9番人気で2着:2走前に天皇賞・春で2着)、03年のツルマルボーイ(8番人気で2着:前走金鯱賞で1着)、05年のスイープトウショウ(11番人気で1着:前走安田記念で2着)、06年のナリタセンチュリー(10番人気で2着:2走前に京都記念1着)と、1頭の例外もありません。
もっともナリタセンチュリーの2走前は1年4ヶ月前ですが・・・。

これを単純に当てはめてみると、なんと今年の14頭のうち該当するのは、メイショウサムソン、アルナスライン、エイシンデピュティ、カンパニーの4頭だけ。このうちカンパニーは来たことがない前走マイラーズC。アルナスラインは過去10年で1頭しかいない前走目黒記念。
もし1点に絞らなければいけないとすれば、メイショウサムソン-エイシンデピュティの組み合わせがもっとも確率が高いということになります。
そして結果はそのとおりになりました。

さすがに単純すぎるかと、そのほかも何点か買ってしまいましたが、結果的には1点(馬単なら2点)でもよかったことになります。
実は3着まで広げてもこの法則は結構生きていて、例外は前2走ともにG2で3着だった99年のステイゴールドと、前2走ともにオープン特別1着だった02年のローエングリンのみになります。さすがに今年は前2走ともにG2で7着のインティライミに破られましたが、基本的には近走で調子がよく、G2連対ぐらいの実績がある馬が来るレースだということが、よくわかります。

しかし今年は重馬場に左右された気がします。良馬場であれば、メイショウサムソンが差しきっていたかもしれないし、インティライミは3着には来なかった気がします。
でもエイシンデピュティおみごとでした。調教もよく、パドックも堂々としていたので、一応期待はしていたのですが、さすがにG1を逃げ切るのは至難の業なので・・・。昨年の天皇賞・秋では大きくよれて降着になったりしていたので、思えば出世したものです。
内田JもJRA移籍後初G1制覇で、本当におめでとうございます。

2008年06月15日

最終日恒例の馬場開放 東京競馬場

JRAの暦では、今日が春の開催の最終日ということで、恒例の芝コースの開放がありました。
ここ2年は雨で中止になっており、3年ぶりの実施です。天気がよかったこともあり、かなりの人でにぎわっていました。

内側の芝生

今年は、以前よりも4コーナー側に行ける範囲が広がって、4ハロンの棒よりも向こうまで行くことができました。早いもので、すでに4コーナーはラチをはずして、芝の刈り込みを始めていました。東京競馬場は、これから10月の開催までが1番間隔があくので、この間に芝生を植えなおします。ちょうど夏で芝生の生育も早いので、秋にはすばらしいターフがよみがえっているはずです。

しかし歩いてみると、やはり内側はかなり土が露出していて、ずいぶん違うことがわかります。たしかにレースごとに馬が蹴り上げるのですから、2ヶ月も続けば、痛んでくるわけです。
ちなみに、内側の馬がよく通った部分と、ダービーでディープスカイが通ったあたりの芝を比べてみると、一目瞭然ですね。

内側の芝生

外側の芝生

ただし、最後まで意外と内の馬も伸びていたように、必ずしも芝が掘れているからといって、時計が遅くなるとも限らないようです。(重になれば別ですが)
昨年のエプソムCは、ほとんどの馬がまん中より外を通っていましたが、今年はそこまで極端ではなく、勝ったサンライズペガサスは外から差してきましたが、2着のヒカルオオゾラは内めで粘っていました。

エプソムCといえば、パドックでよく見えたグラスボンバーをちょっと買ってみたのですが、なんと3着に突っ込んできました。まあ本命が後ろのほうだったので、あまり関係はないですが。

2008年06月08日

ウオッカ復活。作戦がよかったのでは?

ウオッカ鮮やかな復活でした。馬体重+8kgだったように、おそらく体調が戻ってきたことが大きな勝因でしょう。でも、今日の勝ち方で、ひとつ気づいたことがあります。

ウオッカといえば、阪神JFやダービーで見せた鋭い末脚が武器というのは、意見が一致するところでしょう。ただ、桜花賞やドバイなどのように、最後に末脚が鈍って、あっさり負けてしまうこともよくあります。その違いはどこにあるのでしょう。
四位Jは、ダービーを33.0の末脚で差しきり、宝塚記念で掛かって惨敗したあと、ウオッカに後ろから追い込む競馬をさせるようになりました。秋華賞もJCも後方一気の競馬をして、最後は前と脚色がいっしょになって負けています。
武豊Jになってからは、少し前につけたものの、ドバイは競り負け、ヴィクトリアMはぎりぎりまで追い出しを我慢しましたが、やはり届きませんでした。

これらのレースは、すべて後ろから前に行く馬に合わせに行って、競り合いに持ち込むものの、最後は競り負けています。ところがダービーの時は、ラチ沿いで粘るアサクサキングスとは離れた馬場の中央を、まっすぐに伸びて完勝しました。
そう、もしかしたら競り合うのがよくないのかも。よく早めに先頭に立つと、ソラを使ってしまう馬がいますが、ダービーを見る限り、ウオッカはそういうタイプではなく、鞍上の指示に従って最後までしっかり走る性格のようです。

岩田Jがそこまで読んでいたのかはわかりませんが、今日のレースでは内をついて早めに追い出し、300m前ぐらいでは先頭に立っていました。200m前ぐらいでは、3馬身ほど後続を離していましたが、鞍上の叱咤にしかり応えて、最後まで伸びきりました。
今日のレースを見る限り、こういう展開が向いているのではないでしょうか。2400mのレースでも33秒台で上がれるぐらいスタミナもあるので、先行して早め抜け出しというのが、あっているような気がします。

宝塚記念は回避するようですが、じっくり疲れをとって、秋にはまた大きいところを狙ってもらいたいものです。勝ちパターンもできたようですし。

2008年06月01日

ダービー馬にはやはり格が必要

今年のダービーは混戦と言われていましたが、過去見てきたダービーを振り返っても、優勝馬はそれなりの実績をもった馬ばかりで、フロックで勝てるほど甘いレースではないと思います。
そういう観点でメンバーを見てみると、今年の優勝馬にふさわしい成績の馬は、2頭しか思いつきませんでした。1頭はNHKマイルCの覇者ディープスカイ。もう1頭は重賞2勝馬で堅実な成績を誇り、皐月賞1番人気のマイネルチャールズ。
サクセスブロッケンは無敗ですが、重賞も芝も初めて。皐月賞組も重賞勝ち馬もいない青葉賞はレベルが疑問で、アドマイヤコマンドは底を見せていないとはいえ、勝つまではどうか。その他の重賞勝ち馬も、安定感という意味では疑問がつきます。

ダービー馬とは、相撲でいえば横綱のような格と権威のある特別な存在です。その意味では、逆にこの2頭以外には勝ってもらいたくないとまで思ったのです。
そして今日、ディープスカイの不安は疲労残りだけだったのですが、きちんと調教をして、輸送もこなして、それでもプラス体重ということで、ほぼ勝ちは見えたと思いました。パドックでの気配もすばらしく、ダービー馬にふさわしい貫禄さえ漂わせていました。

直線坂下では、一瞬届かないかと思わせましたが、そこからの末脚はすばらしいの一言です。父を思わせる鮮やかな栗毛と、雄大な馬体に派手な流星は、とても印象深いものでした。

しかし2着のスマイルジャックは迷った末に無印。皐月賞の負け方が気に入らなかったのですが、スプリングSを勝つためにぎりぎりに仕上げたとのことだったので、おそらくその反動が出たのでしょう。今日は馬体重こそ戻らなかったものの、スムーズに先行して馬なりで抜け出し、ゴール前まで粘りました。
東京実績もあり、こわいとは思ったのですが・・・

これで春のクラシックもひと段落。まだ安田記念、宝塚記念が残っていますが、3週間後には新馬戦も始まります。また新しい1年が始まるという感じでしょうか。