意外と単純な法則かも ~宝塚記念

宝塚記念の過去10年の結果を見ていると、とても単純な事実に気づきました。
過去10年の連対馬20頭すべてが、宝塚記念の前2走のどちらか(あるいは両方)で、G2以上のレースでの連対実績があったのです。
これは穴となった98年のステイゴールド(9番人気で2着:2走前に天皇賞・春で2着)、03年のツルマルボーイ(8番人気で2着:前走金鯱賞で1着)、05年のスイープトウショウ(11番人気で1着:前走安田記念で2着)、06年のナリタセンチュリー(10番人気で2着:2走前に京都記念1着)と、1頭の例外もありません。
もっともナリタセンチュリーの2走前は1年4ヶ月前ですが・・・。

これを単純に当てはめてみると、なんと今年の14頭のうち該当するのは、メイショウサムソン、アルナスライン、エイシンデピュティ、カンパニーの4頭だけ。このうちカンパニーは来たことがない前走マイラーズC。アルナスラインは過去10年で1頭しかいない前走目黒記念。
もし1点に絞らなければいけないとすれば、メイショウサムソン-エイシンデピュティの組み合わせがもっとも確率が高いということになります。
そして結果はそのとおりになりました。

さすがに単純すぎるかと、そのほかも何点か買ってしまいましたが、結果的には1点(馬単なら2点)でもよかったことになります。
実は3着まで広げてもこの法則は結構生きていて、例外は前2走ともにG2で3着だった99年のステイゴールドと、前2走ともにオープン特別1着だった02年のローエングリンのみになります。さすがに今年は前2走ともにG2で7着のインティライミに破られましたが、基本的には近走で調子がよく、G2連対ぐらいの実績がある馬が来るレースだということが、よくわかります。

しかし今年は重馬場に左右された気がします。良馬場であれば、メイショウサムソンが差しきっていたかもしれないし、インティライミは3着には来なかった気がします。
でもエイシンデピュティおみごとでした。調教もよく、パドックも堂々としていたので、一応期待はしていたのですが、さすがにG1を逃げ切るのは至難の業なので・・・。昨年の天皇賞・秋では大きくよれて降着になったりしていたので、思えば出世したものです。
内田JもJRA移籍後初G1制覇で、本当におめでとうございます。

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