弥生賞の結果を受けて

クラシックの前哨戦として、注目の弥生賞が行われました。
特に今年は、無敗でホープフルSを制したダノンザキッドが出走するということで、例年以上に注目度が高かったと思います。

この季節になるとメディアではクラシックの展望記事が掲載されますが、牡馬部門においては、ほぼどこでもダノンザキッドが筆頭にあげられます。この2年は、いずれも無敗でホープフルSを勝ったサートゥルナーリア、コントレイルがそれぞれ皐月賞も制しているので、当然の結果ともいえるでしょう。
ただしその2頭がホープフルSから直行で勝っているのに対して、ダノンザキッドは弥生賞を挟むというところが気になります。気性的に使った方がいいという陣営の判断でしょうが、それがどう影響するでしょう。

最近は弥生賞もあまり頭数が揃わないことが多いのですが、今年も10頭の少頭数。それにはダノンザキッドが出てきたということもあるでしょう。
そしてダノンザキッドは、最終的に1.3倍の圧倒的な1番人気。他に重賞勝ち馬は不在で、重賞2着馬がタイトルホルダー(東スポ杯2着)、タイムトゥヘヴン(京成杯2着)の2頭。1勝C勝ち馬が2頭で、その他は1勝馬というメンバーでは致し方ないでしょう。

パドックを見たのですが、やはりよく見えたのはダノンザキッド。ややテンションは高めですが、踏み込みは力強くしっかりしており、512kgながらすっきりとした馬体で毛づやもよく、好調そうです。
2番人気は前走中山芝1600m1勝Cで3馬身差で圧勝したシュネルマイスター。こちらも悪くはないのですが、個人的にはそれよりも4番人気のタイトルホルダーが適度な気合乗りでトモの踏み込みも深く、よく見えました。ただしダノンザキッドには2戦2敗と分が悪く、あくまで相手評価です。
あとは人気はないものの、オルフェーヴル産駒のソーヴァリアント。この4頭をピックアップしました。

レースは事前からスローが予想されていましたが、タイトルホルダーが作る流れは、1.02.6とかなりのスロー。それをシュネルマイスターは2馬身ほど離れた2番手、ダノンザキッドは5番手で追走していきます。
ダノンザキッドは3コーナー過ぎからポジションを上げ、外を回って直線に向きますが、タイトルホルダーとの差はなかなか詰まりません。そのまま内ピッタリを回ったタイトルホルダーは、直線でも脚色衰えず、シュネルマイスターに1 1/4馬身差で逃げ切って1着。ダノンザキッドは直線で手ごたえ悪くなりますが、ゴール直前で一気に差を詰めると、最後はシュネルマイスターにクビ差3着。
ちなみに4着にソーヴァリアントが入り、なんと4連複(そんな馬券はありませんが)を1点で的中できるという状況でしたが、固そうなので馬券は買っておらず、買わないと当たるという、あるあるな状況でした。

ダノンザキッドは残念ながらこれで無敗は途切れてしまいました。しかし展開的に向かない中、最後は差を詰めてきており、悲観する内容ではなかったと思います。
おそらく皐月賞でも、ややオッズは下がるとしても1番人気は変わらないでしょう。ここまでのスローにはならないでしょうし、川田騎手も今日の教訓を受けて、もう少し前につけるなどの工夫をすると思います。
ただし、昨年のコントレイルほどの他馬との力差は感じられず、またあまり切れる脚が使えないという弱点も明らかになってきました。

ダノンザキッドは、父が天皇賞(秋)、安田記念を勝ったジャスタウェイで、母もマイラー色が強く、血統的に距離に限界があるイメージがあり、おそらく皐月賞に全力投球でくるでしょう。力があることは間違いないですが、今日の結果を受けて皐月賞は一気に混戦という評価になると思います。
ただし有力な1頭であることは間違いなく、どんな結果になるのかとても楽しみです。

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