メイショウマンボ、そして名牝へ ~エリザベス女王杯

初めての古馬相手も、ローズSでの印象がよくない重馬場も、難なくこなして、メイショウマンボが秋華賞に続いてエリザベス女王杯を圧勝し、今年3勝目となるG1勝ちをおさめました。
秋華賞とエリザベス女王杯を連勝したのは、ファインモーション、ダイワスカーレットに続く3頭目ですが、春のクラシックも勝ったのはダイワスカーレットだけなので、戦績的にはあの名牝に肩を並べたことになります。

しかし、エリザベス女王杯で1.9倍の1番人気に支持されたダイワスカーレットに対して、G1を2勝していながら1勝しかしていないヴィルシーナに次ぐ3.9倍の2番人気とは、ずいぶんと信頼されていないものです。
たしかにエリザベス女王杯まで1度も連対を外していなかったダイワスカーレットに対して、メイショウマンボは阪神JFと桜花賞で10着に大敗し、秋初戦のローズSでも4着に敗れています。また調教もパドックの様子も、秋華賞よりは元気がない感じで、武幸騎手もインタビューで前走の反動を気にしていたように、秋華賞がピークだったのは間違いないでしょう。
それが、微妙なオッズに現れていたような気がします。

しかしそんな中で、重馬場をものともせずに力強く伸びて快勝したのは、実力はもちろん、気力がなければなしえなかった快挙ではないかと思います。
名馬の条件の1つに、大敗しないことというのがあると思います。生涯連対を外さなかったダイワスカーレットは別格としても、それに少しでも近づけるよう、さらに強いレースを見せてくれることを期待したいと思います。

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