ディープインパクト、安藤勝騎手、松田博師の実力

桜花賞のマルセリーナ、見事な勝利でした。
初年度産駒からクラシック制覇のディープインパクト、近6年で4勝2着1回の安藤勝騎手、優勝確実と思われたレーヴディソールが怪我で直前回避となりながらも勝った松田博師。いずれも実力+強運の持ち主であることを証明しました。

シンザン記念と毎日杯を連勝したレッドデイヴィス、スプリングSを勝ったオルフェーヴルに次ぐ3着に入ったシンザン記念の後、エルフィンSを快勝。しかし馬体が減り続けたために、前哨戦を断念して桜花賞への直行という異例のローテーションを選んだこともあり、不安がぬぐえなかったのも事実です。またディープインパクト産駒は人気先行の傾向もあり、人気になって大敗というケースもいくつもありました。

レースはややスタートが悪かったこともあり、1番人気のホエールキャプチャとともに、後方から進めます。4コーナーでも後ろから2,3番手。そこからホエールキャプチャは大外に持ち出したのに対して、マルセリーナは内を突きます。
一旦は前が詰まりかけるも、外があいて馬場中央に持ち出します。そのときにホエールキャプチャはやや前にいましたが、そこから一気に加速してホエールキャプチャを内から抜き去り、3/4馬身差をつけてゴール。

3戦とも上がりが33秒台から34秒台前半と、末脚のよいタイプではあったのですが、今日はすばらしい瞬発力を見せました。ホエールキャプチャと上がりのタイムは同じですが、やはりコースどりと瞬発力の差が出たという感じでしょうか。

4着に入ったメデタシと、早くも2頭のディープインパクト産駒がオークス出走を決めました。しかし距離伸びてよさそうな同厩の3着トレンドハンターや、東京が合いそうなホエールキャプチャ、ダンスファンタジアなどの巻き返しもありえます。
1位同着になった昨年以上のドラマを、ぜひ期待したいものです。

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