アーネストリー本格化ですね ~札幌記念

昨年のブエナビスタには話題性で負けるものの、今年もG1馬3頭を初めなかなかよいメンバーが集まった札幌記念。宝塚記念3着のアーネストリーの本格化なるか、ロジユニヴァースの復活はあるのか、ジャミールってどうなのか、あたりが個人的には興味の的でした。

パドックで目を引いたのは、上記の3頭+函館記念を圧勝したマイネルスターリー、そしてドリームサンデーもなかなかよさそうに見えました。そこでアーネストリーを中心に上記の5頭をからめ、さらに穴として札幌実績のあるアクシオン、エアジパングを少し加えてみました。
函館記念もそうですが、意外と札幌、函館の洋芝実績がバカにならないということがあり、特にアクシオンは調子も上がってきているように見えたのです。

レースはドリームサンデーが逃げて、ロジユニヴァースが2番手、やや離れてアーネストリーが追う展開になりました。一時は前の2頭が離したものの、1000mは59.3と落ちついたペース。
4コーナーで先頭に立ったロジユニヴァースを直線でアーネストリーが交わして、ロジユニヴァースも懸命に粘ったものの、1 3/4馬身差をつけたアーネストリーが1.59.4の好タイムで1着。3着は好位から伸びてきたアクシオンが、中団から伸びた2番人気の3歳馬ヒルノダムールをアタマ差抑えて入りました。

アーネストリーはこれで重賞3勝目。前走の宝塚記念3着とあわせて、本格化なったといえるのではないでしょうか。かつてはなかなか重賞を勝てない時期もありましたが、今日のレースは3番手から最速の上がり(35.4)で堂々と差し切り勝ち。秋の最大の目標は天皇賞(秋)でしょうが、それに向けてはずみがつく、見事な勝ち方でした。

ロジユニヴァースは長期休養から復帰したあと、なかなか結果が出せず、順調さも欠いていましたが、ようやく「らしい」走りを見せてくれました。最後はアクシオン、ヒルノダムールに迫られましたが、交わされなかったのは、やはりダービー馬の底力なのでしょう。

近年、札幌記念の連対馬は秋のG1で好走することも多いですが、今年もこの2頭にはぜひがんばってもらって、秋のG1戦線を盛り上げてもらいたいと思います。

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