現役最強はダイワスカーレット?! ~有馬記念

今年の有馬記念は、牝馬が強かった1年を象徴するように、37年ぶりの牝馬の勝利で終わりました。
しかも勝ったダイワスカーレットは逃げ切ったのに対して、先行馬は総崩れで、2~4着はすべて後方からの追い込みだったということが、ダイワスカーレットの強さを表しています。
久しぶりに先行して正攻法の戦いを挑んだメイショウサムソンは、3コーナーでは早くも鞍上の手が動き、4コーナーで脱落しました。スクリーンヒーローとマツリダゴッホも、4コーナーではダイワスカーレットに並びかけたものの、直線は離される一方で、スクリーンヒーローがかろうじて掲示板にのる5着と完敗でした。

今年ダイワスカーレットは結局3戦しかしなかったものの、産経大阪杯では後の宝塚記念上位馬を抑えて優勝し、長期休み明けの天皇賞(秋)では、掛かり気味に逃げてウオッカと2cm差の2着に粘りました。そして有馬記念は圧勝と、実質的に現役最強と言えるのではないでしょうか。
しかし3戦しかしなかったために、年度代表馬はおろか、最優秀古馬牝馬もウオッカにもっていかれそうで、JRA賞では無冠が濃厚です。

春に順調だったらと思いますが、幸い来年も現役を続けるということなので、強さを見せつけて、願わくば連対率100%のままいってくれたらと思います。そうすれば、文句なしの歴代最強牝馬の称号も得られるかもしれません。
その前に、まずは万全の状態で、ぜひウオッカとの最強牝馬争いに決着をつけてもらいたいですね。
来年に楽しみを持ち越してもらえることに、感謝したいと思います。

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