ウオッカが逃げるとは・・・ 毎日王冠

好スタートを切ったのが、スーパーホーネットとウオッカ。スーパーホーネットはすぐに下げて4~5番手につけたものの、ウオッカの武豊Jは、なんと押して先頭へ。この瞬間、東京競馬場はどよめきに包まれました。
開幕週の馬場ということを考えると、1000m59.3秒というのは、決して早い流れではありません。現にウオッカは33.8で上がっており、バテてはいません。それを33.3で差したスーパーホーネットを褒めるべきなのでしょう。
しかし9頭が33秒台で上がるという上がりの競馬を、マイペースで逃げて差されたのは、褒められたものではありません。

ウオッカが逃げたのは新馬戦以来で、先行したのも、最近では前走の安田記念ぐらいです。安田記念のレースぶりと、先行有利の開幕週、逃げ馬不在のメンバーから、意表を突いた逃げになったのでしょう。しかし57kgを背負って目標にされる展開は決して楽ではなく、休み明けということもあり、末が甘くなってしまったのではないでしょうか。
桜花賞もそうでしたが、ウオッカは時々信じられないぐらい末脚が甘くなりことがあります。繊細な牝馬としては仕方ないのかもしれません。
しかし武豊Jが乗ると、これで3戦して0・2・0・1と未勝利。逃げて差され、差して届かずと、どうも相性がよくないような気もします。東京で5勝と、久々に関東ではじけた武豊Jですが、メインはケチがつきました。

天皇賞(秋)は、メイショウサムソンが参戦するようであれば、ウオッカは乗り代わりになるでしょう。それでもし勝ってしまったりすると、ますます相性的にどうなのかということになってしまいそうですね。

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