64年ぶりの牝馬によるダービー制覇

あんなに強いとは思いませんでした。大変失礼しましたという感じです。
オークスの時計がかなり優秀(オークスレコード)だったり、NHKマイルCを牝馬が制したりと、そこそこのところには来るだろうとは思っていましたが、突き抜けて3馬身差をつけるとは・・・。

先行した馬が2,4着に残るなか、後方から上がり33.0という究極の脚を使っての完勝でした。チューリップ賞のパフォーマンスも見事でしたが、東京の2400mで牡馬相手にこの完勝劇ということで、将来への夢が広がります。凱旋門賞にも登録しているとのことですが、ぜひ無事にいって、その力を見せつけて欲しいと思います。昨年も牝馬が2着にきたように、凱旋門賞は意外と牝馬の活躍が多いので、結構いいレースをしてくれるかもしれません。ちょっと気が早いですが、期待したいものです。

それにしても、牡馬勢は情けないですね。特に人気のフサイチホウオーは、見せ場もなく7着に惨敗。関係者のショックも大きいでしょう。1.6倍を裏切ってしまったので。
スタート前にかなりテンションが上がっているのがターフビジョンに映し出されて、騒然となったのですが、向こう正面では掛かって同じように上がっていったヴィクトリーの後ろまでいってしまい、直線追い出されてもいつもの反応がなく、最後は内によれてしまいました。
中間の調教もあまりよくないと伝えられ、最終追いきりでなんとか形をつけたものの、やはり本調子ではなかったのでしょうか。好調なら、せめて見せ場ぐらいは作れる馬だと思うので、とても残念です。
ヴィクトリーはスタートで挟まれて後方になり、途中掛かり気味に4番手まで押し上げるちぐはぐな競馬。直線に向いたときには、余力が残っていなかったようです。気性が難しいので、コンスタントに力を発揮するには、もっと気持ちの成長が必要なのかもしれません。

その中でがんばったのが、アサクサキングス。NHKマイルCでは期待して買ったのに、内で包まれて惨敗。今回はとても買えなかったのですが、福永Jの好騎乗で、2着を確保しました。
しかし福永Jは先週のオークスといい、その馬の持ち味を最大限に生かす騎乗で、好結果を出していますね。

来週の安田記念で、東京の5週連続G1もラストです。荒れたレースが多く、あまり予想通りにはいっていませんが、安田記念が固く収まるわけがないという前提で、穴馬を探したいと思います。

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