荒れるG1は馬場のせい?【ヴィクトリアマイル】

またまたG1(Jpn1)は大荒れに終わりました。今週こそカワカミプリンセスがなんとかしてくれると思ったのですが・・・。

午前中から芝のレースは比較的外を通る馬が多かったのですが、ヴィクトリアマイルは極端でした。逃げたアサヒライジングが馬場の中央に持ち出すと、後続はみなそれより外にいったので、結果として後方の馬は前がふさがれ、カワカミプリンセスのように行き場を探して右往左往する状況になってしまいました。
その中で内をついたのが、勝ったコイウタと6着のディアデラノビア。内といってもアサヒライジングのすこし内目ぐらいで、ラチからはかなり離れていましたが・・・。
前のレースで、松岡Jはただ1頭内ラチぞいをついたりしていたのですが、どこがどれぐらい伸びるか試していたのかもしれません。人気薄ということもあり、内の経済コースをとって、それがはまったということでしょうか。
全18頭中、12頭が上がり32~33秒台という明らかなスローペースで、好位から少しでも短い距離を走れたのは、やはり得になったと思います。裏返せば、あまり力差がなかったということでしょう。

カワカミプリンセスは、武幸Jに迷いがあったのが、最大の敗因ではないでしょうか。外に出して前がつまりそうになると内に進路を変え、再度外に持ち出したことで、かなりのロスがありました。ただ勝ち馬が33.4で上がっているので、たとえ前が空いていたとしても、差しきるのは不可能だったでしょう。
しかし同じような位置にいたジョリーダンスが、上がり32.9で4着とアタマ差の5着まできているので、乗り方次第では4着ぐらいはあったと思います。G1で人気馬に乗る厳しさを、痛いほど味わったのではないでしょうか。

オークス,ダービーのある1開催を残して、今の馬場状態はとても不安に感じます。来週からはCコースで内から6mに柵を設けるので、少しは改善されると思いますが・・・。
全馬が外を回るダービーは見たくないですね。

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