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2009年03月29日

失礼ながら、そんなに強かったとは ~高松宮記念

ローレルゲレイロといえば、2,3歳時は最強の1勝馬といわれ、先行してしぶとく残るレースぶりで、朝日杯とNHKマイルCで2着になりながら、どうしても勝ちきれないことが長く続きました。
2勝目は4歳2月の東京新聞杯。これがはじめての重賞制覇でもありました。次の阪急杯も逃げて連勝したものの、高松宮記念では逃げてファイングレインの2馬身差4着。昨年後半は、休み明けのスワンSこそ2着に粘ったものの、その後は香港も含めて連対なし。今年初戦の東京新聞杯は13着と、久々の2桁大敗を喫していました。

それが阪急杯で2着に逃げ粘ったあと、高松宮記念はスリープレスナイトを突き放す強い勝ち方で、初G1制覇を成し遂げました。
しかもスローで逃げ切ったのではなく、早いペースで逃げて、いったん並ばれたスリープレスナイトを差し返しました。先行した馬がほとんど着外だったのをみても、展開に恵まれたわけではないことが、よくわかります。しかも中京は直線が短い割りに逃げ・先行馬は良績がなく、高松宮記念も逃げ切りはショウナンカンプだけと、条件的にはかなり厳しいものでした。

最近のスプリント系はかなり層が薄く、重賞勝ち馬もころころ変わるので、多くの馬にチャンスがあったと思うのですが、ローレルゲレイロがあんな強い勝ち方をするとは、正直いって想像もしていませんでした。直線に入ってスリープレスナイトが伸びてきたときは、やっぱり強いなあと思ったのですが、それを差し返すとは・・・。恐れ入りましたの一言です。

ただし真に強い馬の条件というのは、やはりどんな条件でも大崩をしないということだと思います。そういう意味では、ローレルゲレイロもG1馬として恥ずかしくないように、ぜひ今日のようなパフォーマンスを続けて言ってほしいと思います。
現状では、休み明けで2着したスリープレスナイトの評価のほうが上だと思うので、ライバルとして立ちふさがるようなレースを今後も期待したいものです。

2009年03月22日

これで役者がそろいました ~スプリングS

弥生賞のロジユニヴァースほどの支持は得られなかったものの、スプリングSではアンライバルドが2.3倍の1番人気に応えて、無事1着で皐月賞に向かうことになりました。
これできさらぎ賞を勝ったリーチザクラウンとあわせて、3強という構図ができあがりました。2強だとどちらかが崩れることが多いのですが、3強だとすんなりとその3頭で決まることも多く、ほぼ間違いなくこの3頭の組み合わせが人気になるでしょう。

中山といえば、やはり先行馬が有利で、特に今年は外が伸びず内が伸びるという馬場状態でもあり、前に行った馬が有利だろうと思っていましたが、案の定レッドスパーダが残りました。
スローでほとんどの馬が掛かり気味になるなかで、中団から差しきったアンライバルドは、着差以上の強さだったと思います。

では本番の皐月賞では、どの馬が有利なのでしょうか。
おそらくリーチザクラウンが逃げて、ロジユニバースがそれをマークして2,3番手、アンライバルドが中団という展開になるでしょう。他に行く馬がいなければ、ペースは遅くなると思います。そうなるとリーチザクラウンが有利ですが、それを並ぶ間もなく差しきったラジオNIKKEI杯のロジユニヴァースをみると、かなり強そうです。
アンライバルドは新馬でリーチザクラウンを破っていますが、スプリングSで5着(0.5秒差)のリクエストソングがきさらぎ賞ではリーチザクラウンと0.6秒差だったことを考えると、2頭にはあまり差があるとは思えません。しかしアンライバルドは差し脚質であり、展開的には、やや不利といえるかもしれません。

それらを考え合わせると、人気はおそらく1.ロジユニヴァース(横山典)、2.リーチザクラウン(武豊)、3.アンライバルド(岩田)となる可能性が高そうです。ただし単勝の倍率は、ほとんど差がつかないでしょう。またジョッキー人気もあわさって、かなり微妙な人気の順番になりそうです。
でも往々にして、人気とは逆の結果に終わることが多いもの。アンライバルドがまとめて差しきるという結果も、あながち起こらないとはいえないでしょう。

いずれにしても、実績を残してきた馬たちの、ガチンコの勝負はとても興味深いものがあります。強い馬が強いパフォーマンスを見せる、真の勝負を楽しみたいと思います。