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2008年11月24日

やはりG1制覇は難しい ~マイルCS

藤岡佑Jは今度こそG1制覇を期待されましたが、またもや2着。これで4回目のG1 2着になります。
先週時点の関西リーディングジョッキーベスト10の中で、JRAのG1を勝っていないのはわずかに3人。今年の藤岡佑Jは好調で、幸、四位、池添などのG1騎手を上回っているので、そろそろ勝ってもいいのではと思っていたのですが・・・。
これでスーパーホーネットでは2回G1で1番人気になりながら勝てなかったので、さぞかし悔しい思いをしているでしょう。

スタートはエイシンドーバーと並んですごくよかったのですが、向こう正面ですっと後ろに下がり、なんと後方から3番目ぐらいで4コーナー手前まで行きました。もともと末脚を活かすタイプですが、毎日王冠では5番手を追走し、今回も行く馬がいなければハナでもいいと言っていたので、ちょっと下げすぎではないかと心配したのですが・・・。
ペースも600m34.4と平均レベルで、追い込み向きとはいえません。
片や勝ったブルーメンブラットは中団から直線は内を突き、ローレルゲレイロが抜けたあとを通って、抜け出しました。上がりは2頭とも33.9なので、結果的には位置取りとコース取りが明暗を分けました。枠順が影響したともいえるでしょう。

馬に実力があったとしても、必ずしも勝てるとは限らないのがG1ですが、運がないで済ませるのは酷ですね。藤岡佑Jも、いずれ遠からずG1を勝つ日がくると思いますが、この悔しさを忘れずに、がんばってほしいと思います。

2008年11月09日

オグリキャップ&ジョッキーマスターズ

今日(11/9)の東京競馬場は、アジア競馬会議記念デーということで、さまざまな催しが行われました。
まず注目を集めたのが、オグリキャップ。感動の有馬記念から18年ということは、引退式以来約17年半ぶりでしょうか。すっかり白くなりましたが、パドックではかなり興奮して馬気を出すなど、まだまだ若々しく、とても23歳とは思えませんでした。
オグリキャップといえば、とても多くの騎手が乗っていて、誰が主戦かよくわからないのですが、今日はそのうちG1を勝った岡部氏と南井師、そしてJCでたたき合いを演じたホーリックスのオサリバン氏が、パドックでインタビューに答えていました。河内師もかなり乗っていたのですが、G1は勝っていないのですね。個人的には、南井師が一番印象的ではあります。

かなりの混雑を覚悟していったのですが、それほどでもなく、やはり18年の年月は、オグリキャップといえども、昔の馬にさせてしまうのでしょうか。でも熱心なファン(年齢層は当然高めですが)はいて、写真を撮るのはもちろん、オグリキャップのかぶり物で来ている女性も見かけました。

オグリキャップ


オグリキャップ

そして最終レース終了後に行われた、第2回ジョッキーマスターズ。今日はあいにくの曇り空で、最終レースのころにはかなり暗くなって心配したのですが、案の定、レースが始まる16:40ごろにはすっかり暗くなり、東京競馬場初のナイター競馬状態でした。
レースは一番若い松永師が大きく出遅れ、河内師が逃げて佐々木氏がマークする展開。岡部氏はいったん3番手も、他の馬を行かせて下げます。
4コーナーは各馬やや外目を回り、河内師は馬場のよい外目に出し、懸命に逃げ込みを図ります。そこに内からオサリバン氏、外から佐々木氏が迫り、さらに内に進路を変えた岡部氏が猛然と追い込んでくる展開。結局河内師が最後まで先頭をゆずらずに逃げ切って、第1回に続いて連覇を果たしました。
直線のたたき合いは、現役騎手のレースとスピードも迫力も変わらず、本気で追っているのがわかります。引退して何年かたっても、あれだけできるとはたいしたものです。
みなさんあまり現役時代と体型も変わらず、比較的軽い斤量で乗っている中、明らかに太っていたのが、ロバーツ氏。輪乗りの最中もあぶみをはずしていて、大丈夫かと心配しましたが、いざレースとなるとしっかり対応していて、解説の後藤Jにはさんざんなことを言われていましたが、さすがですね。

今回も寒い中にもかかわらず、大勢の人が残って観戦しており、楽しませてもらいました。今後も末永く続いていくといいなと思います。

2008年11月03日

現役最強を争う牝馬の対決 天皇賞(秋)

今年の天皇賞(秋)は、期待にたがわぬ名勝負となりました。
春の安田記念を勝って鮮やかな復活を遂げたウオッカは、秋初戦の毎日王冠を勝ちに等しい2着と好走し、さらに調子を上げて万全の体制で天皇賞(秋)に臨んできました。
片や産経大阪杯で、後に宝塚記念で1~3着を占める牡馬を完封し、その後の活躍を期待されながら故障で春シーズンを棒に振ったダイワスカーレットは、7ヶ月の休み明けでかつ初体験の東京。しかも逃げ切りは1987年のニッポーテイオー以来1頭もないという、逃げ馬に不利なレースで、今回はさすがのダイワスカーレットも厳しいかと思われました。

レースはダイワスカーレットの逃げで始まりましたが、道中はトーセンキャプテンに絡まれ、安藤勝Jがなだめながら乗るも、1000mは58.7と早めのペース。それをウオッカとディープスカイは、やや掛かりながらも中団で折り合って追走します。
直線に入り、残り200mぐらいで3頭が並んだときは、あきらかに外のディープスカイとウオッカの脚色がよく、ダイワスカーレットももはやこれまでかと思われました。現にいったんはウオッカが前に出たように見えました。

しかしそこからダイワスカーレットがもう一度盛り返します。まん中のディープスカイが脱落し、内外離れた2頭が並んでゴール。再生されたスローでも、差がわからず、ずいぶん長い写真判定のあと、ウオッカの1着がアナウンスされました。その差はわずか2cmとのこと。

もちろん勝ったウオッカは強かったのですが、不利な状況を跳ね返して、レコード決着の2cm差2着に持ち込んだダイワスカーレットの強さには、本当に驚かされました。去年の有馬記念を含む一連のG1好走にも驚かされましたが、今回は文句のつけようがないですね。

ただこれで現役最強馬の争いに決着がついたとは、誰も思っていないのではないでしょうか。次は2頭とも万全な状態で、ぜひ勝負をしてもらいたいと思います。それがJCになるのか、有馬記念になるのかは、現時点ではわかりませんが、今からわくわくします。
ディープスカイも含めて、レコードタイムで走った反動は気になりますが、誰も故障せずに、再び元気な姿で勝負してくれることを期待したいと思います。