まさに人気の落ちた実力馬でした ~オークス

オークスは9番人気のメイショウマンボが、見事な末脚を見せて1冠を奪取しました。
個人的には、桜花賞ではかなり中心視をして、メイショウマンボから少し流したりしたのですが、今回は完全な抜けとなってしまいました。

桜花賞では4番人気に支持されていたのですが、それもそのはず、OP紅梅Sではレッドオーヴァルの2着に入り、マイルの500万特別を勝って、フィリーズRでは後方一気で見事に優勝。フィリーズR勝ちでありながら、マイルにも実績があるということで、人気になっていたのです。
ところが桜花賞では中団から伸びずに、5 3/4馬身差の10着大敗。これで一気に人気を落としてしまいました。

個人的にも、これは距離適性がないのかと決め付けてしまったのですが、桜花賞後にスクミ(筋肉痛)が出たということで、何かそのあたりが影響して、走らなかったのかもしれません。しっかり調教をして、かつ輸送があっても+10kgと、充実していたにもかかわらず、それを見落としたのは痛恨でもありました。

今年は桜花賞もフローラSも勝ちタイムが遅く、その上位馬を信じられるのか気になっていたのですが、桜花賞を人気で大敗した馬+フローラS1,2着で決まるという、微妙な結果となりました。ただし桜花賞馬も4着には入っており、大きな傾向としては、今までの流れを外していないと思います。
しかし、毎年思うのですが距離適性みたいなものには、悩まされます。気にしすぎてもいけないし、逆に気にしなさ過ぎても、当たりません。アユサンは明らかに距離が長すぎたようですし、逆にメイショウマンボは1400mで実績があっても、長い距離にもちゃんと対応できました。

3歳牝馬G1では、今年の桜花賞まで4戦連続ディープインパクト産駒が優勝しており、今回のオークスもディープ産駒の優勝が有力視されて、連勝記録が続くかと思われていたのですが、それを破ったのがスズカマンボ産駒でした。これも距離適性の差なのかもしれませんが、ディープ産駒はしっかり2~4着を独占しています。
これからも3歳クラシックは、ディープ産駒が中心に展開されていくのでしょうけれども、意外な種牡馬の産駒の活躍と、個人的にはそれを見抜くことを、ぜひ期待したいと思います。

メイショウマンボ
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