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2010年06月13日

東京最終日はエプソムC&馬場開放

5週連続G1など盛り上がった春の東京開催も、今日が最終日でした。G1のあとの最終レースのように、一抹の寂しさを感じさせる日ですが、メインはエプソムC、そしてレース終了後は恒例の馬場開放がありました。

エプソムCは実績断然のセイウンワンダーが、前走のマイラーズCで4着に破れ、かつ東京実績もないということもあり、ちょっと混戦模様でした。しかしそんな低評価に反発するように、セイウンワンダーは直線じりじりと伸びてきて、マイペースで逃げたシルポートをハナ差交わしたところがゴールでした。展開的にはかなり苦しかったものの、差しきったのはやはり実力でしょう。
荒れないわりに、意外と1番人気の成績がよくない重賞なのですが、今年は順当な結果となりました。

そして最終日恒例の馬場開放。今年はダートコースに入れる上に、ダートの砂を持ち帰ることができるという、ちょっと画期的な企画がありました。
馬場に入る時に、小さなプラスチックのびんを渡されて、それに砂を詰めて持ち帰ることができるのです。

まず芝コースは、見た目ほどは荒れていない感じで、内側の芝も比較的よく残っており、今シーズンの高速決着がうなずける状態でした。下のほうまでびっしりと生えてクッションもよく、走りやすい状態だったのではと思います。

そしてダートコースは今回始めて歩いたのですが、砂がとてもきれいで驚きました。なんとなく、やや粘り気のある土のような砂を想像していたのですが、砂場の砂よりもさらさらと粒の揃った、きれいな砂でした。
ただ砂浜のように靴が深くめり込むということはなく、もちろん芝に比べれば歩くのに力がいりますが、意外と歩きやすいなというのが感想でした。

そして甲子園のように、皆さんが競って砂をびんに詰めていました。なくならないのかちょっと心配になりますが、きっと常に補充しているのでしょう。重の時に馬に付着したり、風で飛ばされたりして、普段でも少しずつ減っているでしょうから。

こういう企画はなかなかおもしろいので、来年以降も続けていただけたらと思います。

馬場開放
馬場開放
芝コース
芝コース
ダートコース
ダートコース

2010年06月06日

後藤騎手、涙のG1制覇再び ~安田記念

今年の安田記念は、8番人気の関東馬ショウワモダンが優勝しました。しかし8番人気とはいえ、前日は単勝1桁の倍率だったように、かなり人気が割れた状態での1着でした。
ショウワモダンといえば、オープンでうろうろしており、重賞では足りないというイメージの馬だったのですが、2走前のダービー卿CTを56kgで制すると、続くOPのメイSも6番人気を覆して勝ち、なんとその勢いでG1まで勝ってしまいました。

鞍上の後藤Jは、2002年の安田記念を7番人気のアドマイヤコジーンで差しきって初G1制覇を果たし、ウイニングランの馬上で号泣したシーンが印象的でしたが、今回もやはり泣いていました。

ゴールでは半馬身ほど抜けていたので、当然勝ったことはわかったのでしょう。ガッツポーズを繰り返したあと、8年前と同じように1周ゆっくりと流してきて、残り200mぐらいのところで涙を抑えられなくなり、馬の首にしがみついてしばらく泣いたあと、観客席に礼をしていました。
大きなターフビジョンにその様子が大写しされたので、あたたかい声援と拍手が沸き起こりました。

後藤JのG1制覇は、2002年の安田記念のあと、2004年朝日杯FSのマイネルレコルト、2006年JCダートのアロンダイトに次ぐ4勝目ですが、やはり初G1を勝った安田記念ということで、特別な思いがあったのでしょうか。先週の日本ダービー2着も影響したのかもしれません。

重賞を勝ったあとのインタビューでギャグをやって視聴者を楽しませる反面、2007年の中山記念では、師匠の伊藤正徳厩舎のローエングリンで6番人気を覆して優勝し、インタビューで泣きじゃくるなど、サービス精神旺盛で涙もろい、人間味あふれるジョッキーです。まじめな受け答えが多い騎手の中では、特異な存在といえるかもしれません。
これからもファンをいろいろな意味で楽しませていってもらいたいと思います。
G1制覇、おめでとうございました。

ショウワモダン
ショウワモダン
後藤騎手と眞鍋かをりさん
後藤騎手と眞鍋かをりさん