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2017年03月26日

かなり強い馬だと思います ~高松宮記念

今年の高松宮記念は、ミッキーアイルの引退やビッグアーサー、ダンスディレクターの怪我による回避など実績馬の不在もあり、混戦模様でした。さらに昨年のスプリンターズSを制したレッドファルクスが年末の香港で大敗し、それ以来の休み明けということも、中心馬不在という状況に拍車をかけたと思います。

そんな混戦の高松宮記念を制したのは、5番人気の関東の4歳馬セイウンコウセイでした。1200mは3・2・0・0と安定感あり、前走のシルクロードSはダンスディレクターにクビ差差されたものの、先行して抜け出し、3着には1 1/2馬身差をつける見どころある競馬だったのです。
しかし重賞未勝利で、前走より2kg斤量も増えることなども不安視された結果が、5番人気という評価だったのでしょう。

ところが今日のレースでは、ラインスピリット、シュウジ、トウショウピストが競り合う、やや速めの流れを直後の4番手で追走し、直線に入ると馬場中央で早めに抜け出して先頭に立ち、そのまま伸びて2着に1 1/4差をつける強い勝ち方でした。
先行した3頭がいずれも13着以下に大敗したことや、2着のレッツゴードンキが後方から差してきたことを見ても、セイウンコウセイがかなりの力の持ち主だということがわかります。

そのセイウンコウセイの父がアドマイヤムーン。自身はドバイデューティフリー、宝塚記念、ジャパンカップと中長距離G1を3勝し、父はミスプロ系のエンドスウィープで母父はサンデーサイレンスと万能なイメージ。しかしその産駒は意外に短距離が得意な馬が多い印象があります。

代表産駒は、2011年の京王杯2歳Sなどマイル以下の重賞2勝のレオアクティブ、2013年にアイビスSD、セントウルSと連勝し、スプリンターズSと高松宮記念で2着になったハクサンムーンなどがいて、産駒の芝平均勝利距離が1400~1500mと、スプリンターからマイラーが多いことがわかります。
今日の高松宮記念にも、前走京都牝Sで2着だったワンスインナムーンがもう1頭のアドマイヤムーン産駒として出走していました。残念ながら16着に敗れましたが、1400m以下では安定感があり、もっと力をつければ活躍も期待できると思います。

ロードカナロアが引退した後、なかなかスプリント界の中心となる馬が出てきていませんが、今までの成績や今日のレースを見ると、セイウンコウセイにはその可能性があると思います。関係者には、大事に育てていってもらいたいですね。