第42回 フェブラリーステークス(2025年)
  2/23 東京 ダート1600m 晴・良 16頭

状況

今年最初のG1レースで、上半期のダートNo.1決定戦
有力馬は海外遠征が多い。着外のない4歳馬ミッキーファイト、根岸S圧勝のコスタノヴァなどが人気
スタートで外枠ほど芝を多く走ることもあり7,8枠やや有利も、2,3枠も連対率高く極端。4,5歳馬有力も7歳上も活躍

人気

  1. ミッキーファイト(3.3倍):レパードS、名古屋大賞典1着。全4・1・1・0と底を見せていない
  2. コスタノヴァ(4.3倍):根岸S中団から4馬身差圧勝。東京5戦5勝でマイル実績あるが近走1400m以下多い
  3. エンペラーワケア(5.9倍):昨年の武蔵野S1馬身差1着で東京2・1・0・0と得意。3ヶ月の休み明け
  4. ペプチドナイル(6.2倍):昨年11番人気ながら1着。その後もかしわ記念3着、南部杯2着と好走
  5. サンライズジパング(7.0倍):みやこS1着、プロキオンS2着。ややムラ駆けでマイルは短いか
    以下ガイアフォース(11.9倍)、ドゥラエレーデ(29.4倍)までが30倍以下

パドック

  • ペプチドナイル:素軽い歩様でクビを使ってリズミカルな歩様。毛づや良くトモの踏み込み深い
  • コスタノヴァ:気合乗りよく落ち着いて集中して歩く。トモの筋肉逞しく踏み込み力強い
  • ミッキーファイト:適度な気合乗りで落ち着いておりきびきびと集中して歩く。トモの踏み込み力強い
  • エンペラーワケア:気合乗りよいが落ち着いておりクビを使って歩く。トモの踏み込み力強い
  • サンライズジパング:気合乗りよくクビを使って素軽い歩様。トモの踏み込み力強い
  • ウィリアムバローズ:気合乗りよくクビを使って元気な歩様。トモの踏み込み力強い

レース

ほぼ揃ったスタートから好スタートのペプチドナイルが前に行くが、内からミトノオーが押してハナへ。ウィリアムバローズ、サンデーファンデーなどが続く。先行勢の後ろにエンペラーワケア、コスタノヴァ。中団外にミッキーファイト、内にペプチドナイル、ドゥラエレーデ。後方にガイアフォース、サンライズジパング、メイショウハリオなどがいて、最後方は離れてアーテルアストレア。
向こう正面は縦長となり、600mは35.0と遅めのペースで進む。

3コーナーから後方の馬が押して徐々に馬群が詰まり、横に広がって一団となって4コーナーを回る。
直線に入って先頭のミトノオーが1馬身ほど抜けて、ウィリアムバローズ、サンデーファンデーが続く。残り400mでミトノオー、ウィリアムバローズ、サンデーファンデーが先頭で並ぶが、1馬身差でコスタノヴァ、エンペラーワケアが迫ってくる。
そこからミトノオーが脱落してウィリアムバローズとサンデーファンデーが並んで先頭に立つが、外からコスタノヴァが迫ってきて、残り300mで内の2頭を交わして先頭。そこから一気に抜け出してくる。2番手のウィリアムバローズとサンデーファンデーの間をエンペラーワケアが抜けて並んできて、さらに最内からサンライズジパングも末脚を伸ばしてくる。

残り200mでコスタノヴァが2馬身抜け出して先頭。2番手にエンペラーワケアが上がってきて、最内のサンライズジパング、さらに外からミッキーファイトとペプチドナイルが並んで迫ってくる。
残り100mでコスタノヴァは1馬身差をつけて先頭をキープするが、最内からサンライズジパングが抜けて2番手に上り、その外のエンペラーワケアが3番手。さらに外からペプチドナイル、ミッキーファイトも差してくる。
そのままコスタノヴァは先頭をキープするが、最内のサンライズジパングが勢いよく迫ってくる。しかしコスタノヴァが最後まで先頭を譲らず1着でゴール。3/4馬身差2着にサンライズジパングで、最後大外を差してきたミッキーファイトが1 1/4馬身差3着。ペプチドナイル4着、エンペラーワケア5着まで。


コスタノヴァは中団から好位の馬群内を進み、4コーナー外に持ち出しで直線伸びると早めに先頭に立つ。最後は迫られたがメンバー3位の末脚(35.6)で後続を抑えて1着。
サンライズジパングは後方追走から直線は最内を突き、残り300mぐらいから一気に脚を伸ばす。メンバー1の35.2で迫ったが3/4馬身及ばず2着。
ミッキーファイトは道中中団の外から直線は一気に脚を伸ばすが、残り300mぐらいから脚色鈍り、最後までじりじり伸びるが2馬身差3着まで。

次走へのヒント

  • コスタノヴァは折り合い問題なく、直線早めに抜け出して後続をおさえる。最後迫られ距離は1400mの方があっている印象
  • サンライズジパングは後方から末脚を活かす戦法。1番の上りでマイルでは後方から差す競馬が合うがやや勝ちきれない
  • ミッキーファイトは中団から差してきたがマイルはやや短い印象で、2000mぐらいで末脚を活かす競馬が向いている

来年へのヒント

格よりも調子だが、1400mよりも長い距離で実績がある馬の好走確率が高い。ただしダート重賞、特に東京1400m以上で3着以内の好走歴は必要。近年はペース上がることが多く、差し馬有利。ただし重は先行有利。枠は芝を走る距離が長い外か経済コースの内が有利。

着順

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 5 9 コスタノヴァ 牡5 キング 58 1.35.5 美・木村 2
2 6 12 サンライズジパング 牡4 58 3/4 栗・音無 5
3 7 14 ミッキーファイト 牡4 戸崎 58 1 1/4 美・田中博 1
4 6 11 ペプチドナイル 牡7 藤岡 58 クビ 栗・武英 4
5 1 1 エンペラーワケア 牡5 横山武 58 1/2 栗・杉山晴 3

払戻金

単勝 9 430円 2番人気 馬連 9-12 1,830円 8番人気
馬単 9-12 2,970円 12番人気 枠連 5-6 820円 2番人気
3連複 9-12-14 2,140円 3番人気 3連単 9-12-14 13,510円 28番人気
複勝 9 170円 2番人気 ワイド 9-12 720円 10番人気
12 210円 5番人気 9-14 420円 1番人気
14 150円 1番人気 12-14 440円 2番人気

(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)