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状況

2歳牡馬中距離No.1決定戦。朝日杯FSがマイル路線、ホープフルSがクラシック路線の傾向が強い
東スポ杯を勝ち2戦2勝のクロワデュノールが中心も、重賞連対馬3頭、OP連対馬5頭と実績馬多く上位は混戦。
中山2000mは最初の直線長く枠順の差は少ない。前走1着か重賞2着内からが多いが新馬やダートからの連対もある

人気

1. クロワデュノール（1.8倍）：東京芝1800m新馬最速タイムで勝ち、東スポ杯2歳Sと連勝
2. マジックサンズ（6.4倍）：デビュー2連勝で札幌2歳S差してハナ差1着
3. ピコチャンブラック（7.6倍）：アイビーS2番手から2番の上りで1 1/2差2着
4. マスカレードボール（9.9倍）：アイビーS3番手から1番の上りで1着。大外がどうか
5. ヤマニンブークリエ（18.2倍）：京都芝2000m1勝C黄菊賞逃げて3差2着
   以下ジョバンニ（19.1倍）、アマキヒ（23.5倍）、ジュタ（26.5倍）までが30倍以下

パドック

• ジョバンニ：適度な気合乗りでクビを使って素軽い歩様。毛づや良くトモの踏み込み深い
• クロワデュノール：落ち着いており適度な気合でしなやかな歩様。トモの踏み込み力強い
• アスクシュタイン：気合乗りよく迫力ある馬体で素軽い歩様。トモの踏み込み深い
• ピコチャンブラック：落ち着いており適度な気合乗りで力強い歩様。トモの送りは浅め
• マスカレードボール：落ち着いているが適度な気合乗り。トモの送りは浅めも力強い
• マジックサンズ：落ち着いているが気合乗りよく伸びやかな歩様。トモの送りは浅めも力強い

レース

ほぼそろったスタートでクロワデュノール好スタートも外からジュンアサヒソラが押してハナへ。ジェットマグナム、ピコチャンブラックなどが続き、クラウディアイ、ジュタなどが好位。中団に外クロワデュノール、マジックサンズ、内ジョバンニがつけ、さらにアスクシュタイン、ヤマニンブークリエなど。後方にマスカレードボール、デルアヴァー、ファウストラーゼンなどで、最後方にアリオーンスマイル。
向こう正面でマジックサンズがやや掛かり気味にポジションをあげていき、1000mは1.01.4と遅めのペース。すると後方からファウストラーゼンが外から一気に進出していき、3コーナー手前でジュンアサヒソラに並んで2番手へ。後続も動き始め、クロワデュノールも4番手に上がってくる。
3,4コーナー中間で馬群が一気に詰まってきて、。4コーナーは一団となり横に膨らんで直線へ。

直線に入って1/2馬身差でファウストラーゼンが先頭。内ラチ沿いでジュンアサヒソラも粘るが、外からクロワデュノールが3番手に上りじわじわと前との差を詰めてくる。その後方内からはジョバンニ、外からはジュタも脚を伸ばしてくる。
残り200mを過ぎたところで、外からクロワデュノールがファウストラーゼンを交わして先頭。さらに後方外からジョバンニの脚色がいい。
その後もクロワデュノール先頭もファウストラーゼンが粘り、残り100mでも1/2馬身差で2番手。そこに外からジョバンニが並びかけてくる。さらに2馬身差外にジュタも続く。
残り50mで1 1/2馬身ほど抜けたクロワデュノールが、そのままムチも入れずに押すだけで余裕の脚色。最後は後続に2馬身差をつけて1着でゴール。さらにゴール直前でジョバンニが2番手に上り、最後までクロワデュノールを追うが2着まで。ファウストラーゼンが最後まで粘って3着に入り、外から伸びてきたジュダが4着。5番手は3頭が並ぶが、中央のクラウディアイが5着で、外から伸びたアスクシュタインが1/2差6着。

クロワデュノールは好スタートから下げて折り合って中団外を追走。3コーナーから早めに進出すると、4コーナー3番手から2番の上りで残り200m過ぎに先頭に立ち、ムチも入れずに2馬身差の完勝。
ジョバンニは5分のスタートもやや下げて中団内を追走。やや行きたがる場面もあったが馬群内で折り合う。4コーナー最内から直線は外に出し、1番の上りで前を追うが2馬身差2着まで。最内枠も響いたか。
ファウストラーゼンはスタート直後に挟まれ後方から2番手。残り1000mから一気に動いて先頭から2番手。直線で先頭に立つと残り200mで交わされても粘り3着。スローを早めに動いて好走につなげた。

次走へのヒント

• クロワデュノールは好スタートから折り合いに問題なく、直線はメンバー2番の上りで強い勝ち方。距離も問題なく世代トップレベルの力を見せた。勝ちタイム優秀でクラシックでも有望
• ジョバンニはやや行きたがったが馬群で折り合い、最後は外に出してメンバー1の上りで2着。1着馬には離されたが内容は優秀。4戦異なる競馬場で好走し、勝ちきれないが適応力高い
• ファウストラーゼンは、スローを見て早めに動いた鞍上の好判断もあるが、馬も良く粘って3着に残した。ただしペースに恵まれた面はあり、再び同様の走りができるか？

来年へのヒント

1800m以上の芝・ダート重賞連対かOP勝ちか1勝C楽勝ぐらいの実績は必要。前走新馬・未勝利勝ちはG1昇格後連対ないが3着警戒。前走9月以前は3着内なく、東京・京都のOP・重賞を人気で好走した馬が中心。また重賞で上位も、マイルや勝ち馬との着差が大きい場合は見極めが必要。

着順

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