第44回 ジャパンカップ(2024年)
  11/24 東京 芝2400m 曇り・良 14頭

状況

外国馬も交えて、芝2400mで争う秋の中長距離No.1決定戦。現在の実力が出やすい舞台
天皇賞(秋)を勝ったドウデュースが人気の中心で牝馬2冠のチェルヴィニアが続く。外国馬も今年は実力ある
上位人気馬の信頼性は比較的高く、5番人気までの馬同士で決まることが多いが、時々人気薄の好走もある

人気

  1. ドウデュース(2.3倍):前走天皇賞(秋)を後方から差し切り勝ち。実績は抜けているが近走連勝なし
  2. チェルヴィニア(4.0倍):桜花賞大敗もオークス、秋華賞を完勝。3歳牝馬は斤量有利で良績多い
  3. ジャスティンパレス(6.2倍):昨年の天皇賞(春)1着。前走天皇賞(秋)内を突いて速い上りで4着
  4. オーギュストロダン(9.8倍):愛・英ダービーやチャンピオンS、BCターフなどG1 6勝の世界的名馬
  5. スターズオンアース(12.7倍):2年前の牝馬2冠。大阪杯2着、JC3着と力あるが久々がどうか
    以下ゴリアット(15.8倍)、ドゥレッツァ(16.2倍)、シンエンペラー(26.8倍)までが30倍以下

パドック

  • ドウデュース:落ち着いて適度な気合で素軽い歩様。毛づや良くクビを使ってトモの踏み込み深い
  • ジャスティンパレス:適度な気合で落ち着いておりクビを使って素軽い歩様。トモの踏み込み力強い
  • ドゥレッツァ:落ち着いて適度な気合で闘志を見せクビを使って歩く。トモの踏み込み力強い
  • チェルヴィニア:適度な気合乗りでクビを使って素軽い歩様。トモの踏み込み力強い
  • シンエンペラー:落ち着いておりクビを使って堂々とした歩様でトモの踏み込み力強い
  • オーギュストロダン:気合乗りよくややテンション高めでツルクビで歩く。トモの踏み込み力強い

レース

ほぼ揃ったスタートからシュトルーヴェが大きく出遅れ。ドウデュース、ブローザホーンも下げて、シンエンペラーがハナへ。2番手にソールオリエンスで、スターズオンアースなどが続く。チェルヴィニア、ドゥレッツア、オーギュストロダン、ジャスティンパレスなどが中団で、後方にゴリアット、ファンタスティックムーン、ブローザホーン、ドウデュースなどで、最後方はシュトルーヴェで1コーナーを回っていく。馬群はひとかたまりで進むが、スローで行きたがる馬が多い。向こう正面に入ってドゥレッツァが外から上がって行きハナに立つ。
1000mは1.02.2とかなりのスローペース。3コーナーから徐々に馬群は詰まってくるが、ペースは上がらず、4コーナーに向けて横に広がってくる。外を通ってドウデュースが早めにポジションを上げて行き、4コーナーでは中団まで進出。

4コーナーを回って1馬身差でドゥレッツァが先頭。2番手はスターズオンアースでその内にシンエンペラー。外からチェルヴィニアも上がってきて、その外からドウデュースも伸びてくる。残り400mでドゥレッツァが必死に追って先頭をキープし、スターズオンアースはやや手ごたえ悪くなるが、代わって外からドウデュースが伸びてくる。ドゥレッツァが抜け出すが、外からドウデュース、内からシンエンペラーが追ってくる。
残り300mを切って外からドウデュースがドゥレッツァを交わして先頭。しかしドゥレッツアも懸命に粘り、残り200mでは再度並びかける。さらに内からシンエンペラーも並びかけてくる。
残り100mでも先頭のドウデュースにドゥレッツァがアタマ差で粘り、さらに内のシンエンペラーもアタマ差で続く。3頭の追い比べはゴールまで続くが、ゴール直前でドウデュースがクビ差抜け出し、そのまま1着でゴール。2番手はドゥレッツアにシンエンペラーが並びかけたところがゴールで、写真判定の結果2着同着となった。4番手は2 1/2馬身離れて3頭が並んで入ったが、4着チェルヴィニア、アタマ差5着がジャスティンパレス、最後に伸びたゴリアットがアタマ差6着。

ドウデュースは下げて後方から2,3番手も、向こう正面ではスローで行きたがり懸命に抑える。4コーナー手前から進出すると残り300mを切って先頭に立ち、1番の上りで長く脚を使って勝ちきる。
シンエンペラーは1コーナーで先頭も向こう正面では譲って2,3番手。直線はいったん離されるも最後まで脚を伸ばし2着同着。
ドゥレッツァは序盤は中団も向こう正面で一気に先頭に立つと直線も最後まで粘る。ゴール直前で勝ち馬に離されたが2着確保。

次走へのヒント

  • ドウデュースはスローを最速の上りで後方から差し切る。東京が合う印象も、器用さあり直線が短いコースでも対応できる
  • ドゥレッツァはスタミナあり先行して押し切れる勝負根性もある。2400mぐらいが合う印象でマイペースで行ければ粘る
  • シンエンペラーは詰めが甘い印象だったが2番の上りで好走。成長にともない切れる脚が使えるようになり左回り合う

来年へのヒント

G1実績+最近好調であることが大切。近2走でG2以上の好走歴か東京芝2400mG1好走は必須だが、天皇賞(秋)との相関は低い(6着ぐらいまでOK)。ペースの見極めも必要で、ハイペースならスタミナのある馬、スローペースは切れる馬に注意が必要。外国帰りも問題なし。牝馬は牡馬相手の重賞勝ちかクラシックの実績(1番人気を含む)がある馬は注意が必要。

着順

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 3 ドウデュース 牡5 武豊 58 2.25.5 栗・友道 1
2 5 7 シンエンペラー 牡3 坂井 56 クビ 栗・矢作 8
2 6 10 ドゥレッツァ 牡4 ビュイック 58 同着 美・尾関 7
4 6 9 チェルヴィニア 牝3 ルメール 54 2 1/2 美・木村 2
5 3 4 ジャスティンパレス 牡5 Cデムーロ 58 アタマ 栗・杉山晴 3

払戻金

単勝 3 230円 1番人気 馬連 3-7
3-10
1,510円
1,150円
12番人気
8番人気
馬単 3-7
3-10
1,890円
1,540円
13番人気
9番人気
枠連 3-5
3-6
320円
190円
2番人気
1番人気
3連複 3-7-10 12,230円 38番人気 3連単 3-7-10
3-10-7
22,390円
18,940円
133番人気
110番人気
複勝 3 150円 1番人気 ワイド 3-7 980円 10番人気
7 470円 8番人気 3-10 800円 8番人気
10 340円 5番人気 7-10 2,990円 33番人気

(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)