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状況

上半期のスプリンターNo.1決定戦
スプリンターズS上位馬が前走で負けており、前哨戦の上位馬も交えて混戦模様。香港からも1頭参戦
阪急杯、シルクロードS、オーシャンS上位あるいは上位人気から連対が多い。5～6歳の連対率が高い。先行馬有利

人気

1. ルガル（3.7倍）：シルクロードS57.5kgで3馬身差1着。不良で圧勝もあり
2. ナムラクレア（5.4倍）：昨年2着、スプリンターズS3着とスプリントG1で好走
3. ママコチャ（8.0倍）：スプリンターズS1着。阪神C5着も中京得意
4. トウシンマカオ（8.4倍）：オーシャンS1 1/4差1着で京阪杯から連勝中
5. マッドクール（9.6倍）：スプリンターズSハナ差2着。中京で3勝と得意
   以下ビクターザウィナー（9.6倍）、ソーダズリング（12.3倍）、ウインマーベル（16.9倍）までが20倍以下

パドック

• ナムラクレア：キビキビとした歩様でクビを使って素軽い歩様。気合乗りよくトモの踏み込み力強い
• トウシンマカオ：気合乗りよく力強い歩様。毛ヅヤよくトモの送り浅めも力強い
• マッドクール：気合乗りよくややテンション高めも力強い歩様。トモの踏み込み力強い
• ルガル：気合乗りよくクビを使って歩く。トモの送りは浅めも力強い
• ママコチャ：変わらず気合乗りよく前進気勢強い。トモの踏み込み力強い
• ウインマーベル：気合乗りよくややテンション高め。トモの踏み込み力強い

レース

ほぼ揃ったスタートから押してビクターザウィナーがハナへ。ウインカーネリアン、マッドクールが続き、好位に掛かり気味にルガル、ママコチャ。中団にトウシンマカオ、ビッグシーザー、ソーダズリングなどで、その後ろにナムラクレア。後方はばらけてウインマーベル、ロータスランドなどがいて、最後方はモズメイメイ。
縦長で進み、3コーナーすぎから馬群が詰まってきて、600mは34.8と重馬場とはいえスローペース。一団となってやや横に広がるが、縦長のまま4コーナーを回って直線へ。

先頭のビクターザウィナーが馬場中央まで膨れて直線に入ると、内ラチ沿いを突いたマッドクールがコーナーワークで先頭に並びかけ、外からウインカーネリアンも伸びてくる。残り300mで最内のマッドクールが先頭に立ち、離れた外のビクターザウィナー、ウインカーネリアンが2,3番手。その後方のビッグシーザー、トウシンマカオ、ママコチャ、ルガルなどは伸び一息だが、最内からナムラクレアが脚を伸ばしてくる。
残り200mでマッドクールが1馬身ほど抜け出し、馬場中央でビクターザウィナーが2番手で粘り、ウインカーネリアンはやや手ごたえ悪い。そこに最内からナムラクレアが伸びてきて、残り100mでビクターザウィナーを交わして2番手に上がる。
先頭のマッドクールは懸命にムチを入れて先頭を守ってゴールを目指すが、ナムラクレアがぐんぐんと差を詰めてくる。最後はゴール前でマッドクールにナムラクレアが外から並びかけるが、アタマ差まで迫ったところがゴール。
3着は3馬身離れてビクターザウィナーが粘り、4着はウインカーネリアン。5着は最後に内から差を詰めてきたロータスランドが入り、さらに1/2馬身差で6着トウシンマカオ。

マッドクールは押して前に行くが、ビクターザウィナーがハナを取ると内の3番手。最内にこだわって4コーナーを2番手で回るとすぐに先頭。脚を伸ばしてナムラクレアの追撃をアタマ差振り切って1着。
ナムラクレアは中団内を追走し、直線は内から脚を伸ばして一気にマッドクールに迫るが、ギリギリ交わせず惜しい2着。
ビクターザウィナーは押してハナを主張すると、4コーナーは膨れて内の馬に交わされるが最後まで粘って3着キープ。ウインカーネリアンも2番手から良く粘り4着。いずれもペースと馬場が合った印象。

次走へのヒント

• マッドクールは勝ちきれなかったがスローを利して早め先頭から粘る。長く脚を使い3勝と得意の中京で重馬場も苦にしなかった
• ナムラクレアは勝ちきれないが、コースや馬場状態を問わず常に安定して上位。1200mでは外せない
• ビクターザウィナーは短距離王国香港のG1馬だけあって逃げて良く粘った。今後も香港からの参戦は評価が必要

来年へのヒント

阪急杯、シルクロードS、オーシャンSの連対あるいは1,2番人気の馬が中心だが、香港帰りと京都牝S組も注意が必要。中京の馬場改修により、坂のあるコースでの実績も必要。2走以内の重賞連対馬か重賞１番人気馬、牝馬はG1連対馬と近走好調馬は要注意。内枠が有利だが外差し馬場は外枠も来る

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