第41回 フェブラリーステークス(2024年)
  2/18 東京 ダート1600m 晴・良 16頭

状況

今年最初のG1レースで、上半期のダートNo.1決定戦
有力馬は海外遠征で回避。重賞未勝利も底を見せていないオメガギネス、近走G1好走のウィルソンテソーロなどが人気
スタートで外枠ほど芝を多く走ることもあり7,8枠やや有利も、2,3枠も連対率高く極端。4,5歳馬有力も7歳上も活躍

人気

  1. オメガギネス(3.2倍):前走東海S2着など重賞未勝利も全3・2・0・0と底を見せていない
  2. ウィルソンテソーロ(3.9倍):チャンピオンズC追い込み、東京大賞典逃げでともに2着好走
  3. ドゥラエレーデ(5.5倍):チャンピオンズC、東京大賞典ともに3着好走。ダート1・1・2・0
  4. キングズソード(9.4倍):JBCクラシック圧勝。東京大賞典5着も0.5秒差。
  5. ガイアフォース(13.0倍):マイル得意。初ダートだが血統的にはこなせそう
    以下レッドルゼル(13.5倍)、タガノビューティー(17.1倍)までが30倍以下

パドック

  • ドゥラエレーデ:落ち着いているが適度な気合でクビを使い伸びやかな歩様。毛づや良くトモの踏み込み力強い
  • ウィルソンテソーロ:気合乗りよくクビを使ってリズミカルで伸びやかな歩様。毛づや良くトモ力強い
  • イグナイター:気合乗りよいが落ち着いており堂々と集中して歩く。トモの送りは深く力強い
  • オメガギネス:気合乗りよくややテンション高めもクビを使ってリズミカルな歩様。トモの送り浅めも踏み込み力強い
  • キングズソード:気合乗りよく集中して歩く。トモの踏み込み力強いがやや流れるような感じ
  • ペプチドナイル:クビを使って伸びやかな歩様。毛ヅヤの良さ目立つ。トモの踏み込みは力強い

レース

ほぼ揃ったスタートからシャンパンカラーが1馬身出遅れ。好スタートからドンフランキーが押してハナへ。ウィルソンテソーロ、ドゥラエレーデ、ペプチドナイル、イグナイターなどが先行し、その後ろにオメガギネス。中団にガイアフォース、ミックファイアなど。後方にタガノビューティー、キングズソード、さらにセキフウなどがいて、最後方はレッドルゼル。
600mは33.9とハイペースで、先団と中団がそれぞれ固まった縦長の態勢で進む。

3コーナーからペースがやや落ち、後方の馬が押して徐々に馬群が詰まり、一団となって4コーナーを回る。
直線に入って先頭のドンフランキーが1馬身ほど抜けて、イグナイター、ウィルソンテソーロが2番手。その後方にペプチドナイル、さらにドゥラエレーデ、オメガギネスなどが控える。残り400mでドンフランキーに最内のイグナイターが並びかけ、外からウィルソンテソーロ、ペプチドナイルが差を詰めてくる。しかしドンフランキーも粘り抜かせない。

残り300m過ぎにペプチドナイルが追い出すと内のウィルソンテソーロが後退し、内のドンフランキー、内ラチ沿いのイグナイターを交わして先頭に立つ。外からタガノビューティー、さらにガイアフォースが差を詰めてくる。

残り200mでペプチドナイルが1馬身抜け出して先頭。2番手のドンフランキー、イグナイターは脚色が悪くなり、外からタガノビューティーが迫ってくる。さらに外からガイアフォース、さらに後方からセキフウも差を詰めてくる。
残り100mでペプチドナイルは1馬身半抜けて先頭。内のドンフランキーを交わして外からタガノビューティーが2番手に上がる。1馬身差外にガイアフォース。さらに1馬身差外にセキフウ。
そのままペプチドナイルは先頭をキープし、1馬身以上2番手に差をつけたまま1着でゴール。2着争いは外の3頭が並ぶが、中央から抜けたガイアフォースが2着。3番手は並ぶが、外から伸びたセキフウが3着で内で粘ったタガノビューティーが4着。最後に内から伸びてきたキングズソードが5着まで。

ペプチドナイルは先団外を手応え良く進むと、直線も追い出しを我慢し、残り300m過ぎに追い出すと先頭。そのまま抜けるとリードを保ち1着。ハイペースを唯一先行して勝つ強い競馬。
ガイアフォースは中団やや後方から直線は外に出し、じりじりと伸びるとゴール直前で2着に上がる。初ダートも長く脚を使いこなした。
セキフウは離れた後方から直線に賭ける。大外をじりじりと伸びて1番の上りで差を詰めぎりぎり3着に入る。

次走へのヒント

  • ペプチドナイルはハイペースを先行し抜け出す競馬があっている印象。強い勝ち方で勝ちタイムも良い。距離もマイルがあっているか。
  • ガイアフォースは中団から差を詰めて好走し、初ダートも問題なくこなす。芝ダートともにマイルがあっている印象。
  • セキフウは後方からの決め打ちがはまった印象。力はあるが現状はペースに左右されやすい。

来年へのヒント

格よりも調子だが、1400mよりも長い距離で実績がある馬の好走確率が高い。ただしダート重賞、特に東京1400m以上で3着以内の好走歴は必要。近年はペース上がることが多く、差し馬有利。ただし重は先行有利。枠は芝を走る距離が長い外か経済コースの内が有利。

着順

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 5 9 ペプチドナイル 牡6 藤岡佑 58 1.35.7 栗・武英 11
2 4 7 ガイアフォース 牡5 長岡 58 1 1/4 栗・杉山晴 5
3 4 8 セキフウ 牡5 武豊 58 クビ 栗・武幸 13
4 5 10 タガノビューティー 牡7 石橋 58 ハナ 栗・西園正 7
5 6 11 キングズソード 牡5 岩田 58 1/2 栗・寺島 4

払戻金

単勝 9 3,800円 11番人気 馬連 7-9 27,850円 57番人気
馬単 9-7 62,030円 119番人気 枠連 4-5 6,140円 22番人気
3連複 7-8-9 197,060円 282番人気 3連単 9-7-8 1,530,500円 1728番人気
複勝 9 850円 8番人気 ワイド 7-9 5,500円 49番人気
7 510円 7番人気 8-9 11,050円 71番人気
8 1,030円 11番人気 7-8 4,820円 44番人気

(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)