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状況

春の古馬牝馬No.1決定戦。マイルなので、短距離馬から中距離馬まで多くの馬にチャンスがある
G1馬は4頭だが、牡馬相手に好走のスターズオンアース、ソダシが中心。ほかも多彩でやや混戦
1番人気はまずまずだが、2,3番人気の連対率低い。4歳が良績で連対は4,5歳中心。前年上位馬の好走多い

人気

1. スターズオンアース（2.5倍）：昨年牝馬クラシック2冠馬。前走大阪杯は牡馬相手にハナ差2着と力ある
2. ナミュール（4.2倍）：昨年オークス3着、秋華賞2着とG1で惜敗。マイル、東京ともに得意
3. ソダシ（4.6倍）：桜花賞馬で昨年のヴィクトリアM完勝。東京マイルはダートも含めて得意
4. ソングライン（7.6倍）：昨年ヴィクトリアM5着も安田記念制覇。その後不振も東京マイルは得意
5. ナムラクレア（15.7倍）：前走高松宮記念2着など短距離重賞に実績。マイルは連対ないが桜花賞3着
   以下ララクリスティーヌ（22.4倍）、スタニングローズ（25.4倍）、サウンドビバーチェ（27.4倍）までが30倍以下

パドック

• ナミュール：落ち着いているが覇気ありクビを使って素軽い歩様。トモの踏み込みも深い
• ソングライン：落ち着いているが素軽い歩様で気合乗りよく時々小脚を使う。堂々と歩きトモの踏み込み力強い
• スターズオンアース：落ち着いており適度な気合乗りで素軽い歩様。トモの踏み込み深く力強い
• ソダシ：気合乗りよくややテンション高めで時々小脚を使う。トモの踏み込み力強い
• サウンドビバーチェ：落ち着いているが適度な気合でクビを使って集中。トモの踏み込み力強い
• ララクリスティーヌ：ややテンション高めでクビを使って歩く。トモの踏み込みやや浅めも力強い

レース

ほぼそろったスタートからスタニングローズ、サブライムアンセムなどが後方。内からロータスランドが押してハナへ行き、サウンドビバーチェが続くが、大外から徐々に出していってソダシが2番手。サウンドビバーチェ、ララクリスティーヌ、ルージュスティリア、さらにスターズオンアース、ナムラクレアなどが続く。中団にソングライン、ナミュール、後方にディヴィーナ、ステラリア、スタニングローズなどがいて、最後方はサブライムアンセム。
全体に縦長の態勢で進み、600mは34.2と平均ペース。

3コーナーから馬群が詰まってきて4コーナー手前では横に広がって、一団となって直線へ。
直線に入ってロータスランドが1馬身差で先頭で、馬場中央に出して2番手にソダシ。その2頭の間を狙って3番手にスターズオンアースで、その後方にソングラインなど。残り400mでロータスランドがソダシ以下を突き放し2馬身差で先頭。ソダシの1馬身差内にスターズオンアースで、その後ろにソングライン、ルージュスティリアなど。ロータスランドが先頭で粘り、ソダシ、スターズオンアースもなかなか差を詰められない。
残り200m手前でロータスランドの手応えが悪くなると、ソダシが差を詰めてきて残り200mで先頭。スターズオンアースはやや外によれてソダシの外に行くと、内からソングラインが交わして3番手。さらに外からディヴィーナが差を詰めてくる。

ソダシが先頭でゴールを目指すが、内からソングラインが脚を伸ばしてきて、残り100mで内のロータスランドを交わして2番手。外からスターズオンアースも盛り返して3番手に上がる。
残り50mでソダシの内からソングラインが並びかけ、2頭のたたき合いとなるが、ゴール直前で内のソングラインが抜け出し、アタマ差で1着のゴール。2着はソダシが粘り、スターズオンアースは最後まで脚を伸ばし差を詰めるも3/4馬身差3着まで。最後に差を詰めてきたディヴィーナが1馬身差4着。5着はやや離れてサウンドビバーチェ。

ソングラインは中団の内目を追走すると、4コーナーは最内で前のスターズオンアースをマーク。直線で内があくと差し脚を伸ばして、メンバー2番の33.2でソダシを差し切る。得意の東京で、内を突いて前があくなど、運にも恵まれた。
ソダシは外から2番手につけ、直線はうまく抜け出し強い競馬を見せたが最後に差される。スタート後に不利を与え、騎手が気を使った印象も。
スターズオンアースは懸案のスタートも出ていつもより前につけたが、直線での伸びは今一つで中距離の方が向くか。

次走へのヒント

• ソングラインは東京マイルが最適な印象で、長い直線も末脚を活かせる舞台。ただし他のコースでは持ち味を生かせるか？
• ソダシは半年ぶりながら強い競馬で東京マイルはベストのイメージ。先行して末脚もしっかりで、他のコースでもマイルなら期待できる
• スターズオンアースはスタートよく好位につけたが、持ち味を生かせるのは2000m以上の印象。力はあり牝馬相手ならマイルでもこなせる

来年へのヒント

4～5歳が中心で、G1（特にクラシックおよび東京のマイル）実績か重賞連勝ぐらいの勢いが必要。牡馬相手の敗戦は気にする必要ないが、牡馬相手の重賞連対はポイント高い。近走不振も東京マイル実績あればここで復活するパターン多い。5歳以上はG1好走か重賞勝ちが必要。4歳馬が有利で、マイルでのG3勝ちあるいはG2連対、G1好走（6着以内ぐらい）が望ましい。

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