第40回 フェブラリーステークス(2023年)
  2/19 東京 ダート1600m 晴・良 16頭

状況

今年最初のG1レースで、上半期のダートNo.1決定戦
有力馬は海外遠征で回避。成績安定で根岸Sを勝ったレモンポップ、東京に良績のドライスタウトなどが人気も混戦
スタートで外枠ほど芝を多く走ることもあり7,8枠やや有利も、2,3枠も連対率高く極端。4,5歳馬有力も7歳上も活躍

人気

  1. レモンポップ(2.2倍):根岸S1着、武蔵野Sハナ差2着。1400m得意でマイルはやや長いか
  2. ドライスタウト(3.2倍):全日本2歳優駿1着。東京ダ1400mOP1,2着。安定感あるが重賞実績少
  3. レッドルゼル(9.0倍):JBCスプリント圧勝など短距離に良績。昨年1番人気も6着まで
  4. メイショウハリオ(10.7倍):マーチS、帝王賞1着など中距離に良績。東京マイル1着あり
  5. シャールズスパイト(24.9倍):BCマイルなど芝に良績。外国馬として初の参戦で本気度高い
    以下スピーディキック(25.8倍)、ショウナンナデシコ(29.1倍)、テイエムサウスダン(29.5倍)、ソリストサンダー(29.9倍)までが30倍以下

パドック

  • レモンポップ:落ち着いているが適度な気合でクビを使いゆったり歩く。トモの踏み込み深く力強い
  • レモンポップ
  • ドライスタウト:適度な気合乗りでクビを使って集中して歩く。毛づや良くトモの踏み込み力強い
  • レッドルゼル:気合乗りよくクビを使って集中して歩く。トモの送りは浅めも力強い
  • メイショウハリオ:落ち着いているが適度な気合乗りで外目を歩く。トモの送り浅めも踏み込み力強い
  • ソリストサンダー:気合乗りよく、トモもの踏み込み力強い。毛ヅヤの良さが目立つ
  • ショウナンナデシコ:落ち着いておりのんびりした歩様。トモの踏み込みは力強い

レース

ほぼ揃ったスタートだがメイショウハリオがあおって騎手が落馬寸前となり6,7馬身出遅れ。ヘリオス、レモンポップが前に行くが、押してショウナンナデシコがハナへ。ヘリオス、ケイアイターコイズなどが先行し、好位にレモンポップ、ドライスタウト。中団にシャールズスパイト、テイエムサウスダン、アドマイヤルプスなど。後方にオーヴェルニュ、ソリストサンダー、さらにスピーディキック、レッドルゼルがいて、最後方はメイショウハリオ。
600mは34.6とミドルペースで、前方が詰まったやや縦長の体勢で進む。

3コーナーから後方の馬が押して徐々に馬群が詰まり、横に広がって一団となって4コーナーを回る。
直線に入って先頭のショウナンナデシコにヘリオス、ケイアイターコイズが並んで3頭が先頭争いも、外から馬なりでレモンポップが並びかけてくる。残り400mでショウナンナデシコが脱落し、ヘリオスが先頭に立つが、残り300mでレモンポップが外から追い出すと一気に先頭。中団からドライスタウト、さらに外からレッドルゼルが迫ってくる。

レモンポップが抜け出すと一気に差を広げ、残り200mで3馬身差で先頭。2番手は最内でヘリオスが粘るが、離れた外からレッドルゼルがいい脚で2番手に立ち、レモンポップを追う。さらに3馬身差でドライスタウト、アドマイヤルプスなども前を追うが、外からメイショウハリオが追いこんでくる。
レモンポップ

抜けたレモンポップにレッドルゼルがじりじりと差を詰め、残り100mで2馬身差。さらに3馬身後方でメイショウハリオが3番手に上がる。
しかしレモンポップの脚色は衰えず、レッドルゼルも差を詰めるが、最後は脚色が一緒になり、レモンポップが先頭でゴール。1 1/2馬身差2着にレッドルゼル。さらに2 1/2馬身差3着にメイショウハリオで、4番手はドライスタウトとアドマイヤルプスが並んではいる。

レモンポップは先団直後を手応え良く進むと、直線も追い出しを我慢し、残り300mで一気に抜け出すと、そのままリードを保ち1着。安定感あり強い競馬だが、マイルはぎりぎりの印象。
レッドルゼルは後方追走から直線は外に出し、残り400mからレモンポップをめがけて最速の上りで豪快に追いこむ。マイルまでは問題なし。
メイショウハリオは大きく出遅れて最後方も、直線外から追い込む。出遅れなければ僅差の勝負だったか。ドライスタウトはレモンポップと同位置も手応えの差は大きく4着がやっと。

次走へのヒント

  • レモンポップは東京コースは安定して強いが、脚質からは直線短いコースも問題ないか。マイルまでは強いがベストは1400mか。
  • レッドルゼルは差し脚よくマイルまでは問題ない。良馬場で時計の速いコースが合うイメージ。
  • メイショウハリオは速い上りが使えるが、ややムラ駆けの傾向もある。距離はマイル以上で幅広く対応できる。

来年へのヒント

格よりも調子だが、1400mよりも長い距離で実績がある馬の好走確率が高い。ただしダート重賞、特に東京1400m以上で3着以内の好走歴は必要。近年はペース上がることが多く、差し馬有利。ただし重は先行有利。枠は芝を走る距離が長い外か経済コースの内が有利。

着順

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 4 7 レモンポップ 牡5 坂井 58 1.35.6 美・田中博 1
2 8 15 レッドルゼル 牡7 川田 58 1 1/2 栗・安田隆 3
3 3 6 メイショウハリオ 牡6 浜中 58 2 1/2 栗・岡田 4
4 2 4 ドライスタウト 牡4 戸崎 58 1 栗・牧浦 2
5 4 8 アドマイヤルプス せ6 内田 58 アタマ 美・加藤征 14

払戻金

単勝 7 220円 1番人気 馬連 7-15 970円 2番人気
馬単 7-15 1,420円 3番人気 枠連 4-8 1,140円 3番人気
3連複 6-7-15 2,630円 5番人気 3連単 7-15-6 7,700円 12番人気
複勝 7 130円 1番人気 ワイド 7-15 450円 2番人気
15 230円 3番人気 6-7 470円 3番人気
6 260円 4番人気 6-15 1,180円 12番人気

(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)