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上半期の古馬中距離のチャンピオンを決める、夏のグランプリ。3歳馬の参戦は少なく、季節柄馬場が重くなりやすい
G1馬は5頭も力の比較は微妙で人気は割れた。昨年の年度代表馬エフフォーリアと天皇賞(春)圧勝のタイトルホルダーが中心。
以前は天皇賞(春)、鳴尾記念(4年前までは金鯱賞)が中心も最近は別路線組も多い。比較的固く収まることが多いが、人気馬の思わぬ凡走もある |
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- エフフォーリア(3.3倍):昨年有馬記念などG1 3勝で年度代表馬。前走大阪杯9着からの復活なるか
- タイトルホルダー(4.2倍):菊花賞、天皇賞(春)と長距離で圧勝。距離短縮でどうか
- ディープボンド(5.6倍):有馬記念、天皇賞(春)ともに2着と安定して上位の力あり
- デアリングタクト(7.3倍):2年前無敗の牝馬3冠達成もその後勝てず。長期休養明け叩いてどうか
- ヒシイグアス(9.5倍):昨年中山金杯、中山記念連勝。G1は香港2着のみも中距離で堅実
以下パンサラッサ(10.2倍)、アリーヴォ(12.0倍)、ポタジェ(22.9倍)までが70倍以下
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タイトルホルダー:落ち着いて適度な気合でゆったり伸びやかな歩様。毛づや良くトモの踏み込み深い エフフォーリア:適度な気合でクビを使って素軽い歩様。毛づや良くトモの踏み込み力強い ポタジェ:落ち着いており素軽い歩様。トモの踏み込み力強い ディープボンド:気合乗りよくややテンション高め。トモの送りやや浅めも踏み込み力強い アリーヴォ:適度な気合乗りで前進気勢あり。トモの送りは浅めも踏み込み力強い デアリングタクト:気合乗りよくややテンション高め。トモの送りは浅めも踏み込み力強い |
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ほぼ揃ったスタートから好スタートのタイトルホルダーが押してハナへ。ヒシイグアスがつれて前に行くが、中央からパンサラッサが押して1コーナー手前でハナに立つ。2番手にタイトルホルダーでディープボンド、ウインマリリンなどが好位で続く。その後ろにヒシイグアス、中団にマイネルファンロン、エフフォーリア、デアリングタクト、ステイフーリッシュ。後方にポタジェなどがいて、最後方にアリーヴォ。 パンサラッサはペースを上げて後方を引き離し、向こう正面ではタイトルホルダーに4馬身以上差をつける。全体にバラけて縦長の展開。1000mは57.6とかなりのハイペース。後方の馬は早めに追い出し、3コーナー手前で早くも馬群が詰まってくるり、4コーナーにかけて縦長ながら一団となってきて、縦長の塊のまま、4コーナーを回る。
直線に入ると、先頭のパンサラッサを外からタイトルホルダーが交わして先頭。直後にディープボンドで、その後ろにヒシイグアス、マイネルファンロンで、その後方にデアリングタクト。エフフォーリアは後方で懸命に押すも伸び一息。 先頭に立ったタイトルホルダーにパンサラッサも懸命に粘るがじりじり離される。3番手のディープボンドは3馬身ほど離されるが、内からヒシイグアスが交わしにかかると、ディープボンドも再度脚を伸ばす。 残り200mでタイトルホルダーは2馬身抜けて先頭。2番手のパンサラッサは脚色悪く、離れた外からヒシイグアスが交わしにかかる。1馬身差でディープボンドが続き、その内にウインマリリン、外の後方にマイネルファンロン、デアリングタクト。 残り150mでヒシイグアスがパンサラッサをかわして2番手に上がるが、先頭のタイトルホルダーとは3馬身ほど差がある。4番手のディープボンドも前を追うが、すぐ外からマイネルファンロン、さらにデアリングタクトが迫る。。 残り100mでもタイトルホルダーが2馬身半ほど抜けて先頭も、ヒシイグアスも懸命に前を追う。しかしその差は縮まらずタイトルホルダーが2馬身差で1着。2着にヒシイグアスが入り、2馬身差でディープボンドが粘るところ、ゴール直前で外からデアリングタクトが交わして3着。4着はハナ差でディープボンドが入り、1 3/4馬身差でマイネルファンロン。さらに追いこんだエフフォーリアがハナ差6着。
タイトルホルダーは好スタートからハナに立つもパンサラッサを行かせて離れた2番手。4コーナーで先頭に立つと、あとは後続を離す一方でレコードで完勝。スタミナとスピードを兼ね備え、中長距離では実力No.1であることを示した。 ヒシイグアスは抑えて中団内を追走。3コーナーから内を通って進出すると、直線は外目に出して1番の上りでただ1頭迫り2着好走。 デアリングタクトは中団後方の外を追走。直線は外から前を追いゴール直前でディープボンドを競り落とす。ディープボンドは3番手から気合をつけながら追走し、直線も懸命に前を追うが伸び一息でゴール直前で4着。 |
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タイトルホルダーは中距離でもハイペースを先行してレコードで押し切り、中長距離ではトップクラスの力を持つ。気性も安定し強さが目立つ ヒシイグアスは勝ちきれないものの安定感あり、中距離では末脚良く期待できる。G1を勝ちきるのは厳しいが、上位に来る力あり デアリングタクトは中団から差して無敗3冠牝馬の力は示した。ただし牡馬相手ではやや厳しいイメージ |
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近年は大阪杯組が中心になりつつあるが、天皇賞(春)組は負けていても中距離実績がある馬は注意が必要。G1実績がある馬(牝馬は牝馬G1複数勝ちか牡馬混合G1、G2での連対)で、かつ時計の掛かる馬場に実績がある馬は高く評価する必要がある。 |
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着順 |
枠番 |
馬番 |
馬名 |
性齢 |
騎手 |
重量 |
タイム
着差 |
厩舎 |
人気 |
1 |
3 |
6 |
タイトルホルダー |
牡4 |
横山和 |
58 |
2.19.7(R) |
美・栗田 |
2 |
2 |
5 |
10 |
ヒシイグアス |
牡6 |
レーン |
58 |
2 |
美・堀 |
5 |
3 |
4 |
7 |
デアリングタクト |
牝5 |
松山 |
56 |
2 |
栗・杉山晴 |
4 |
4 |
7 |
15 |
ディープボンド |
牡5 |
和田竜 |
58 |
ハナ |
栗・大久保 |
3 |
5 |
5 |
9 |
マイネルファンロン |
牡7 |
Mデムーロ |
58 |
1 3/4 |
美・手塚 |
14 |
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単勝 |
6 |
420円(2番人気) |
複勝 |
6 |
180円(3番人気) |
10 |
250円(5番人気) |
7 |
240円(4人気) |
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枠連 |
3-5 |
2,520円(14番人気) |
馬連 |
6-10 |
2,060円(8番人気) |
馬単 |
6-10 |
3,420円(12番人気) |
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3連複 |
6-7-10 |
5,150円(18番人気) |
3連単 |
6-10-7 |
25,220円(86番人気) |
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ワイド |
6-10 |
780円(10番人気) |
6-7 |
710円(8番人気) |
7-10 |
840円(11番人気) |
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(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい) |