第82回 桜花賞(2022年)
  4/10 阪神 芝1600m 晴・良 18頭

状況

牝馬クラシックの第1弾。この時期のマイル戦は、距離適性はあまり関係ないがマイル実績は必要。
チューリップ賞上位のナミュール、サークルオブライフ、ウォーターナビレラが人気の中心だが10倍台が4頭とやや混戦。
4枠から外の枠の連対馬が多く、特に7or8枠は過去10年で8頭連対。差し追込脚質が毎年連対する。

人気

  1. ナミュール(3.2倍):阪神JF1番人気4着でチューリップ賞1着。末脚良く成績安定。馬体減が心配
  2. サークルオブライフ(5.1倍):阪神JF1着でチューリップ賞掛かって3着。末脚上位
  3. ウォーターナビレラ(6.2倍):ファンタジーS1着。マイル勝ちあるが阪神JF3着、チューリップ賞5着
  4. プレサージュリフト(11.3倍):デビュー2連勝でクイーンC追いこみ1着。キャリア2戦の関東馬
  5. アルーリングウェイ(13.5倍):エルフィンS先行して完勝。初重賞挑戦がG1でどうか
    以下ナムラクレア(14.5倍)、スターズオンアース(14.5倍)までが20倍以下

パドック

  • サークルオブライフ:落ち着いておりクビを使ってゆったり歩く。トモの踏み込み深い
  • スターズオンアース:落ち着いているが適度な気合乗りでリズミカルな歩様。トモの踏み込み深く力強い
  • ナミュール:落ち着いているが適度な気合でトモの踏み込み力強い。腹の細さが気になる
  • ウォーターナビレラ:落ち着いており適度な気合乗りでトモの踏み込み力強い。毛づやの良さ目立つ
  • サブライムアンセム:落ち着いているが適度な気合乗り。トモの踏み込み力強い
  • ピンハイ:落ち着いておりクビを使ってゆったり歩く。トモの踏み込み深い

レース

ややバラついたスタートでライラック、プレサージュリフト、フォラブリューテなどが1,2馬身出遅れ。押してカフジテトラゴンがハナへ。ウォーターナビレラが続き、ナムラクレア、アルーリングウェイ、ラブリイユアアイズなどが先行。サブライムアンセム、スターズオンアースなどが中団につけ、その後方にピンハイ、さらにサークルオブライフ、ナミュール、ライラックなどで最後方がプレサージュリフト。

600mは34.6と平均ペースで、かなりの縦長で向こう正面を進むが、3コーナーから徐々に馬群が詰まってくる。横に広がって4コーナーを回って直線へ。

直線に入るとカフジテトラゴンが突き放して1馬身先頭もウォーターナビレラがじりじりと差を詰めてくる。その内にナムラクレアでラブリイユアアイズ、アルーリングウェイなどが続く。
残り250mでカフジテトラゴンにナムラクレアとウォーターナビレラが並びかける。その後ろにアルーリングウェイ、パーソナルハイが並び、その間にスターズオンアースが伸びてくる。その内にピンハイ。
残り200mでナムラクレアが先頭に立ち、その外にウォーターナビレラが並びかける。その直後にピンハイで、その後ろでアルーリングウェイとパーソナルハイにスターズオンアースが挟まれるもひるまず抜けてくる。
残り150mでウォーターナビレラがナムラクレアを交わして先頭。その直後でアルーリングウェイ、スターズオンアース、パーソナルハイ、ピンハイが並んで前を追うが、スターズオンアースが抜けてウォーターナビレラに迫ってくる。
外からスターズオンアースがじりじりと脚を伸ばし、ゴール直前で先頭のウォーターナビレラをとらえ、ハナ差前に出たところでゴール。内でやや遅れてナムラクレアが3着に入り、最後に外から追いこんできたサークルオブライフが4着。内で粘るピンハイが5着。

スターズオンアースは中団追走から内を突いて馬群の中を伸び、残り200mで挟まれるも抜け出して前に迫り、ゴール直前でかわして1着。それまで好位から惜敗続きだったが中団から上位の上りで差し切る。距離伸びてよさそう。
ウォーターナビレラは好スタートから2番手を追走。直線はいったんナムラクレアに交わされるも差し返し先頭。最後まで脚を伸ばすがゴール前で差される。長く脚を使ったが惜敗。マイルが合うイメージ。
ナムラクレアはスタート一息も好位のうちを追走。残り200mで先頭に立つも最後は脚色劣る。サークルオブライフは後方から外を回し直線も1番の上りで追うが届かず4着まで。

次走へのヒント

  • スターズオンアースは中団から末脚を生かして差し切る。やや反応鈍い面あるが、その分距離が伸びてよさそう
  • ウォーターナビレラは先行して最後まで粘る。ペースが速くなくその分余裕があったが、距離はマイルがあっている印象
  • ナムラクレアはいったん抜け出すも最後脚色今一つで、1400mの方が合う印象。マイルはペース次第でぎりぎりか

来年へのヒント

トライアル、前哨戦で、どれがレベルが高かったかの判定が必要だが、チューリップ賞組が基本。近年は強いパフォーマンスを見せて間隔をあけた方がよい傾向。また外枠の好走の可能性が高いが、今年のように内が伸びる馬場は要注意。基本的に上りの切れるタイプが上位に来やすく、マイルで好走した馬が中心。牡馬相手の重賞好走も評価が必要。

着順

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 4 8 スターズオンアース 牝3 川田 55 1.32.9 美・高柳瑞 7
2 3 6 ウォーターナビレラ 牝3 武豊 55 ハナ 栗・武幸 3
3 1 1 ナムラクレア 牝3 浜中 55 1/2 栗・長谷川 6
4 8 16 サークルオブライフ 牝3 Mデムーロ 55 クビ 美・国枝 2
5 3 5 ピンハイ 牝3 高倉 55 クビ 栗・田中克 13

払戻金

単勝 8 1,450円 7番人気 馬連 6-8 3,740円 12番人気
馬単 8-6 9,050円 30番人気 枠連 3-4 2,550円 9番人気
3連複 1-6-8 11,740円 33番人気 3連単 8-6-1 72,700円 213番人気
複勝 8 360円 4番人気 ワイド 6-8 1,250円 12番人気
6 220円 3番人気 1-8 2,100円 24番人気
1 400円 5番人気 1-6 1,110円 6番人気

(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)