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第38回 ホープフルステークス(2021年)

12/28 中山 芝2000m 晴・良 15頭

 

2歳牡馬中距離No.1決定戦。朝日杯FSがマイル路線、ホープフルSがクラシック路線と分かれてきている
サウジRC1着で2戦2勝のコマンドラインが中心もマイルしか経験なく、距離経験のある有力馬もいて混戦模様
中山2000mは最初の直線長く枠順の差は少ない。前走1着か重賞2着内が連対の条件だが新馬勝ちからの連対もある
  1. コマンドライン(2.9倍):サウジアラビアRC先行して1着。2戦2勝だが2戦ともマイル
  2. キラーアビリティ(3.1倍):小倉未勝利をレコードで勝ち萩Sはクビ差2着。萩S勝ちのダノンスコーピオンは朝日杯3着
  3. サトノヘリオス(7.7倍):芝2000mで連勝中。前走はレコードタイムも中1週の強行軍
  4. ジャスティンパレス(8.8倍):芝2000mで新馬、1勝Cと連勝中。2戦2勝で距離実績あり
  5. アスクワイルドモア(15.1倍):4戦4連対で前走札幌2歳S4差も2着確保
    以下オニャンコポン(17.3倍)、フィデル(22.4倍)、ラーグルフ(29.8倍)までが30倍以下

コマンドライン:落ち着きあり集中している。素軽い歩様でトモの踏み込み深い
キラーアビリティ:気合乗りよくクビを使って素軽い歩様だが物見もする。トモの踏み込み力強い
サトノヘリオス:気合乗りよくクビ使って活気ある歩き。トモの踏み込み深い
ジャスティンパレス:気合乗りよくクビを使って力強い歩様。毛づやよくトモの踏み込み力強い
フィデル:落ち着いているが適度な気合乗り。トモの踏み込み力強い
ラーグルフ:落ち着いているが気合乗りよく時々小脚を使う。トモの送りは浅めも力強い

ほぼそろったスタートだがコマンドラインが2馬身ほど出遅れ。外からボーンディスウェイが前に行くも、内からグランドラインが押してハナへ。2頭が先行してその直後にキラーアビリティ、オニャンコポン。さらにラーグルフ、ジャスティンパレスなどが中団前で、その後ろにサトノヘリオス、マテンロウレオ。後方にフィデル、コマンドライン、アスクワイルドモアなどがいて、最後方はクラウンドマジック。

徐々に縦長になって向こう正面に向かうが、先頭のグランドラインがやや離して逃げ、各馬折り合って進む。1000mは1.00.1と例年に比べるとやや速めのペース。3コーナー手前から後方の馬たちが差を詰め、馬群が固まってくる。3,4コーナー中間で各馬追い出し、馬群が一気に詰まる。後方のサトノヘリオスなども大外に出し、馬群が大きく横に膨らんで、4コーナーから直線へ。

直線に入ってすぐに先頭のグランドラインにボーンディスウェイが並びかけるが、やや離れた外からキラーアビリティが並びかけてくる。その直後の内でラーグルフが粘り、その後方外からジャスティンパレスも差を詰めてくる。その後ろにフィデル、サトノヘリオスなど。
残り200mを切って、先頭のボーンディスウェイにキラーアビリティが並びかけ、その直後で内のラーグルフを外からジャスティンパレスが交わしにかかる。
残り150mでキラーアビリティがボーンディスウェイを交わして先頭に立つ。内でボーンディスウェイも粘るが、ラーグルフを交わしたジャスティンパレスが迫ってくる。
残り100mで抜けたキラーアビリティは後続との差を広げるが、内のボーンディスウェイを交わしたジャスティンパレスが2番手に上がって前を追う。しかし1 1/2馬身差は詰まらず、そのままキラーアビリティが脚を伸ばして1着でゴール。2着はジャスティンパレスが入り、残り50mでボーンディスウェイを交わしたラーグルフが3着。4番手は粘るボーンディスウェイに外から3頭が並んだところがゴール。写真判定の結果、わずかにフィデルが前に出ており4着で、ボーンディスウェイが5着。差がなくマテンロウレオ、アケルナルスターが続く。

キラーアビリティは好スタートから折り合って3番手を追走。4コーナーではやや追い出しを遅らせ、直線坂で一気に前をとらえるとそのまま抜け出し、強い勝ち方で1着。最後も余裕があり奥深さを感じさせる。
ジャスティンパレスは先行馬を見る位置からキラーアビリティを目標に追い出し、よく差を詰めるも2着まで。現状の完成度の差か。
ラーグルフはジャスティンパレスと同じ位置から早めに追い出して内をつくが、やや決め手の差がでて3着まで。フィデルは最速の脚で後方から追い込み、決め手のあるところを見せた。

キラーアビリティは現状折り合いに問題なく、騎手の指示に素直で距離も問題ない。大人びたレースぶりで今後の活躍が期待できる
ジャスティンパレスはキラーアビリティマークも、追い出すとよれるなど勝ち馬とは完成度に差がある印象。末脚よく今後に期待
ラーグルフはやや決め手に欠ける印象で、距離も2000mまでか。フィデルは末脚良く距離伸びて期待できそう

1800m以上の重賞連対かOP勝ちか500万楽勝の実績は必要。新馬勝ちの1戦1勝は新馬芝2000mで3番人気以内の実績が必要。前走重・不良とはいえ着外は厳しい。また重賞で上位も、マイルや着差が大きい場合は見極めが必要。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 5 キラーアビリティ 牡2 横山武 55 2.00.6 栗・斉藤崇 2
2 5 8 ジャスティンパレス 牡2 C.デムーロ 55 1 1/2 栗・杉山晴 4
3 2 3 ラーグルフ 牡2 丸田 55 1 1/4 美・宗像 8
4 7 13 フィデル 牡2 川田 55 3/4 栗・友道 7
5 5 9 ボーンディスウェイ 牡2 石橋 55 アタマ 美・牧 10
払い戻し金
単勝 5
310円(2番人気)
複勝 5
140円(1番人気)
8
240円(4番人気)
3
490円(8番人気)
枠連 3-5
1,130円(5番人気)
馬連 5-8
1,270円(5番人気)
馬単 5-8
2,160円(6番人気)
3連複 3-5-8
7,680円(24番人気)
3連単 5-8-3
27,610円(66番人気)
ワイド 5-8
510円(5番人気)
3-5
1,100円(10番人気)
3-8
2,270円(25番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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