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第66回 有馬記念(2021年)

12/26 中山 芝2500m 晴・良 16頭

 

古馬中長距離G1の最後を飾るレース。ファン投票上位で選ばれた馬を中心に、1年を締めくくる
3歳馬の天皇賞(秋)勝ちエフフォーリアとグランプリ4連覇を目指すクロノジェネシスの一騎打ちの様相
小回りの2500mと特殊なコースで、G1常連組は歴戦の疲れが残っていることもあり、意外な馬が来て荒れることも多い
  1. エフフォーリア(2.1倍):皐月賞圧勝しダービーハナ差2着も好メンバーの天皇賞(秋)を勝つ。距離延長どうか
  2. クロノジェネシス(2.9倍):宝塚記念2連覇し昨年の有馬記念勝ちとグランプリ3連覇。時計掛かる馬場は合う
  3. ステラヴェローチェ(7.9倍):クラシック3,3,4着と惜敗続きも安定感あり距離も合うイメージ
  4. タイトルホルダー(10.2倍):皐月賞2着、菊花賞逃げて5差圧勝。中山も得意だが菊花賞の疲れどうか
  5. ディープボンド(20.9倍):今年阪神大賞典1着、天皇賞(春)2着。フランスでG2逃げ切る。凱旋門賞大敗がどうか
    以下アカイイト(31.8倍)、キセキ(43.8倍)、パンサラッサ(45.5倍)、アリストテレス(47.7倍)までが50倍以下

エフフォーリア:落ち着いて余裕のある素軽い歩様で毛づやもよい。クビを使って歩きトモの踏み込み深い
ステラヴェローチェ:落ち着いており適度な気合乗りでリズミカルに歩く。トモの踏み込み力強い
ディープボンド:気合乗りよく弾むような歩様で前進気勢が目立つ。トモの送りも力強い
クロノジェネシス:気合乗りよく時々小脚を使うが入れ込みはなく落ち着いている。トモの送りは浅めも踏み込み力強い
タイトルホルダー:気合乗りよく毛づやの良さ目立つ。トモの送りは浅めも踏み込みは力強い
アカイイト:落ち着いており適度な気合。トモの踏み込み深く力強い

ややバラついたスタートからステラヴェローチェ、ペルシアンナイトが2馬身、モズベッロが3馬身出遅れ。好スタートからタイトルホルダーが前へ行くも、内からパンサラッサが押してハナへ。タイトルホルダーが続き、好位にウインキートス、盛り返したペルシアンナイトなど。その後ろにディープボンド、さらにクロノジェネシス、エフフォーリア、キセキなどが中団。後方にステラヴェローチェ、アカイイト、さらにモズベッロ、ユーキャンスマイル、アリストテレスがいて、最後方が離れてアサマノイタズラ。
最初の直線はパンサラッサが4馬身ほど離して逃げ、縦長で進む。馬順は変わらず、中団内にクロノジェネシスがいて、それを見るように直後の外をエフフォーリアが追走。各馬ばらけた形で、1000mは59.5と速めの流れもパンサラッサ以外はミドルペース。

向こう正面でもパンサラッサが飛ばす流れは変わらず、縦長で進む。3コーナー手前でエフフォーリアが促してクロノジェネシスの前に出るが、内からクロノジェネシスも盛り返す。3コーナーから馬群が詰まってきて、パンサラッサのリードもなくなる。4コーナー手前で後方の馬が一気に外から上がってきて、4コーナーは大きく横に広がる。エフフォーリアは外からクロノジェネシスにふたをする形で前に出て直線へ。

直線に入るとすぐにタイトルホルダーが先頭に立ち、ディープボンドがやや外に出して差を詰めてくる。さらに馬場の3分どころをエフフォーリアが伸びてきて、その後方にステラヴェローチェとクロノジェネシス。
タイトルホルダーにディープボンドがじりじりと迫るところ、その外から一気にエフフォーリアが差を詰め、残り200mでタイトルホルダーとディープボンドをまとめて交わして先頭。さらに2馬身差で外からクロノジェネシスとステラヴェローチェが並んで差してくる。
いったん先頭にたったエフフォーリアだが、内からディープボンドが馬体を合わせてきて並んでたたきあいに。
しかし残り100mでエフフォーリアがふたたびディープボンドのクビ差ほど前に出ると、そのまま差は詰まらず。最後はエフフォーリアがディープボンドとの差を広げて、そのまま1着でゴール。2着はディープボンドが粘り、ステラヴェローチェとのたたき合いから抜け出したクロノジェネシスが、内で粘るタイトルホルダーを交わして前の2頭に迫るも、ディープボンドに1/2馬身差まで詰めたところで3着のゴール。クロノジェネシスに追いすがったステラヴェローチェが5着で、ゴール直前で失速したタイトルホルダーは5着まで。

エフフォーリアは中団外でクロノジェネシスをマークするように進み、3〜4コーナーではクロノジェネシスの前に出て、4コーナーでは内に押し込む形。そのまま直線は外から脚を伸ばし、ステラヴェローチェと並ぶ1番の上りで競り勝つ。ライバルを抑え込む好騎乗も効いた。
ディープボンドはエフフォーリアより前の内から経済コースを通って早めに進出。エフフォーリアとのたたき合いに持ち込むも、決め手の差が出た印象。
クロノジェネシスは中団内を進むもエフフォーリアに先に出られ、直線は力のあるところを見せてよく差を詰めるも3着まで。

エフフォーリアは折り合い問題なく騎手の指示に従い、最後は鋭い末脚を使えるので現状では死角が少ない。距離も2500mまでは問題なし
ディープボンドは豊富なスタミナを生かして早めに進出してよく粘る。スタミナを生かせるコース、展開が向くが、中距離の切れ勝負は厳しい
クロノジェネシスは長く脚を使うため、早め進出から後続を抑えるレースぶりがあう。まだ力はあり今回で引退が惜しい

格よりも、現在の勢いといかに疲れの少ない状態で臨めるかが、特に力が接近しているメンバーでは大事。秋2〜3戦目が良績で、G2連対+G1好走が理想。G1連戦は秋2戦目。また近走2400m前後のG2で実績ある馬には注意が必要。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 5 10 エフフォーリア 牡3 横山武 55 2.32.0 美・鹿戸 1
2 3 5 ディープボンド 牡4 和田竜 57 3/4 栗・大久保 5
3 4 7 クロノジェネシス 牝5 ルメール 55 1/2 栗・斉藤崇 2
4 5 9 ステラヴェローチェ 牡3 M.デムーロ 55 1/2 栗・須貝 3
5 8 16 タイトルホルダー 牡3 横山和 55 1 1/2 美・栗田 4
払い戻し金
単勝 10
210円(1番人気)
複勝 10
110円(1番人気)
5
280円(5番人気)
7
130円(2人気)
枠連 3-5
1,000円(4番人気)
馬連 5-10
1,740円(5番人気)
馬単 10-5
2,070円(6番人気)
3連複 5-7-10
1,440円(3番人気)
3連単 10-5-7
7,180円(14番人気)
ワイド 5-10
540円(5番人気)
7-10
170円(1番人気)
5-7
730円(7番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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