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第38回 マイルチャンピオンシップ(2021年)

11/21 阪神 芝1600m 曇り・良 16頭

 

秋のマイルNo.1を決める戦いで、短中距離の両方の路線から参戦することもありやや混戦
ヴィクトリアM勝ち連覇を狙うグランアレグリアとNHKマイルC、毎日王冠を勝ったシュネルマイスターが2強の様相
過去10年で2011年を除き1〜3番人気の馬が連対。以前はヒモ荒れ傾向だったが、近年は比較的固い決着が多い
  1. グランアレグリア(1.7倍):ヴィクトリアM1着、安田記念2着。天皇賞(秋)3着好走で得意のマイルに戻る
  2. シュネルマイスター(4.6倍):NHKマイルCを勝ち毎日王冠はダノンキングリーを差して1着。強い3歳代表
  3. サリオス(9.5倍):昨年の春のクラシックでともに2着。朝日杯FS勝ち昨年2番人気とマイルは合う印象
  4. グレナディアガーズ(10.1倍):昨年の朝日杯FS1着。休み明けの京成杯AH3着たたいて上昇
  5. ダノンザキッド(16.1倍):昨年のホープフルS1着。皐月賞大敗も休み明け富士S4着好走で上昇
    以下インディチャンプ(16.7倍)、ホウオウアマゾン(31.5倍)、カテドラル(35.2倍)までが40倍以下

シュネルマイスター:落ち着いているが適度な気合乗り。伸びやかな歩様でトモの踏み込み深く力強い
ホウオウアマゾン:気合乗りよく時々クビ振って歩く。毛づや良くトモの踏み込み深い
インディチャンプ:気合乗りよくクビを使って歩く。トモの踏み込み深く力強い
グランアレグリア:気合乗りよくキビキビとした歩様で毛づや良い。トモの踏み込み浅めも力強い
サリオス:落ち着いているが適度な気合乗りで雄大な馬体。トモ力強いがやや流れる感じ
ダノンザキッド:気合乗りよくテンション高め。毛づや良いがトモの送りはアンバランス

ほぼ揃ったスタートだがカテドラルが出遅れ。好スタートのホウオウアマゾンが内枠からハナへ。掛かり気味のサリオス、グレナディアガーズなどが先行。インディチャンプが続き、中団内にシュネルマイスター、その外にダノンザキッド。その後方にグランアレグリアがつけ、後方集団にカテドラルなどがいて、最後方はレインボーフラッグ。
縦長の展開となりホウオウアマゾンが2馬身半ほど離して逃げるが、600mは35.6と遅めのペース。

3コーナー過ぎから馬群が固まってきて、4コーナー手前では一気に詰まって一団となり横に広がる。グランアレグリアは後方から外に出し、シュネルマイスターは内を突いて4コーナーを回る。
直線に入りホウオウアマゾンが1馬身差で先頭。外からサリオスが並びかけてきて、その後方外にインディチャンプでその間をシュネルマイスターが狙う。グランアレグリアは後方の大外。
残り300mで先頭のホウオウアマゾンにサリオスが並びかけ、インディチャンプも差を詰めてくる。シュネルマイスターはなかなか伸びず、外からグレナディアガーズ、さらにグランアレグリアが差を伸びてくる。

残り200m手前でサリオスがホウオウアマゾンを交わして先頭。インディチャンプも並びかけてきて、その後方からようやくシュネルマイスターも伸びてくる。外ではグレナディアガーズが失速し、代わってダノンザキッド、さらに大外をグランアレグリアが伸びる。
残り150mでインディチャンプがサリオスを交わして先頭に立つが、外からすごい脚でグランアレグリアが伸びてくる。残り100mでグランアレグリアがインディチャンプを離れた外からとらえると一気に先頭。インディチャンプも粘るが、外からシュネルマイスター、さらにダノンザキッドが伸びてくる。
グランアレグリアはさらに脚を伸ばして、そのまま先頭でゴール。内で粘るインディチャンプをゴール直前でとらえたシュネルマイスターが3/4馬身差で2着に入り、さらに1/2馬身差で、シュネルマイスターを挟んで内にインディチャンプ、外にダノンザキッドが並んでゴール。写真判定でダノンザキッドが3着。5着は内からサリオスを差し返したホウオウアマゾンが入る。

グランアレグリアは後方で折り合い、4コーナー手前で外から進出すると、直線は大外を1番の上り32.7で一気に差し切って1着。有終の美を飾った。前走で2000mを使ったこともあり後方からになったが強い競馬で現役No.1マイラーの力を示した。
シュネルマイスターは中団から内を突き、直線はややもたついたが、2番の32.9でゴール前一気に伸びて2着を確保。
ダノンザキッドはシュネルマイスターと同じ位置から外に出し3番の33.0で差して力のあるところを見せた。

グランアレグリアはこれで引退だが、マイルが適距離であることを示す強い勝ち方。G1 6勝と歴史的な名牝の仲間入りを果たした
シュネルマイスターは力のあるところは見せ、グランアレグリアとも遜色なし。今後マイラーとして活躍が期待できる
ダノンザキッドはやや低迷していたが復活。マイルから2000mぐらいで活躍が見込める

今年は阪神なのでやや傾向が変わった可能性もあるが、昨年とは違って距離短縮組(天皇賞秋、毎日王冠)が上位。マイルでの連対率が高いことは必須で、末脚鋭い好調な馬に注意。馬場を使ったため悪く、先行馬はやや苦戦した印象。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 6 12 グランアレグリア 牝5 ルメール 55 1.32.6 美・藤沢和 1
2 2 3 シュネルマイスター 牡3 横山武 56 3/4 美・手塚 2
3 7 13 ダノンザキッド 牡3 川田 56 1/2 栗・安田隆 5
4 4 7 インディチャンプ 牡6 福永 57 ハナ 栗・音無 6
5 1 1 ホウオウアマゾン 牡3 坂井 56 1 1/4 栗・矢作 7
払い戻し金
単勝 12
170円(1番人気)
複勝 12
110円(1番人気)
3
140円(2番人気)
13
300円(6人気)
枠連 2-6
270円(1番人気)
馬連 3-12
370円(1番人気)
馬単 12-3
540円(1番人気)
3連複 3-12-13
1,960円(4番人気)
3連単 12-3-13
5,460円(10番人気)
ワイド 3-12
190円(1番人気)
12-13
630円(6番人気)
3-13
970円(10番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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