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第46回 エリザベス女王杯(2021年)

11/14 阪神 芝2200m 晴・良 17頭

 

秋の牝馬No.1を決める戦いで、ヴィクトリアマイルよりも中長距離向きのスタミナが問われる。
毎年3歳馬と古馬の比較が注目され、3歳馬が連対率上だが数は4歳馬。今年は3歳の評価高いが、4歳勢が人気の中心。
2017年を除けば過去10年3番人気以内が必ず連対しているが、6番人気以下の連対多くヒモ荒れの傾向
  1. レイパパレ(2.9倍):デビューから無敗で大阪杯1着。宝塚記念3着、オールカマー4着と2200mどうか
  2. アカイトリノムスメ(3.4倍):春はオークス2着など善戦し秋華賞1着。今年の3歳は強い
  3. ウインマリリン(5.5倍):今年日経賞、オールカマー勝つなど距離伸びてよい。肘の状態悪くどうか
  4. テルツェット(9.6倍):ダービー卿CT、クイーンS1着。安定感あるが2000m超と関西は初
  5. ウインキートス(9.7倍):目黒記念1着、オールカマー2着と距離伸びてよい。札幌記念9着などムラあり
    以下ランブリングアレー(12.3倍)、ステラリア(25.1倍)までが40倍以下

レイパパレ:落ち着いているが適度な気合乗りでリズミカルな歩様。毛づやよくトモの踏み込み深く力強い
アカイトリノムスメ:気合乗りよくややテンション高めで時々小脚を使う。クビを使って歩きトモの踏み込み力強い
ウインキートス:テンション高めで小脚を使う。トモの踏み込み力強い
クラヴェル:落ち着いており適度な気合乗り。伸びやかで力強い歩様でクビを使って歩く。トモの踏み込み深い
ランブリングアレー:落ち着いており適度な気合乗りでクビを使って歩く。トモの送り浅めも力強い
ウインマリリン:いつもよりテンション高く小脚を使ってちゃかつく。トモは力強い

ほぼ揃ったスタートからシャムロックヒルが押して前に行き、押してロザムールも続きハナ争い。ウインマリリン、レイパパレなどが先行し、アカイトリノムスメが続く。ステラリア、イズジョーノキセキ、ランブリングアレー、ウインキートスなどが中団。テルツェット、アカイイト、クラヴェル、ソフトフルートなどが後方で、最後方はコトブキテティス。2コーナーから先頭のシャムロックヒルにロザムールが半馬身差で並びかけ、2頭で引き離し気味に飛ばし、後方はかなりの縦長で続く。向こう正面で先行するレイパパレ、アカイトリノムスメは掛かるのを懸命に押さえて進み、1000mは59.0と例年よりやや速めのペース。

3コーナー手前から後方の馬が動き出し、徐々に馬群が詰まってくる。3コーナー過ぎから横に広がり気味になり、先頭のシャムロックヒルは激しく手が動く。レイパパレ内から早めに進出し、4コーナー手前で先頭。ランブリングアレー、アカイトリノムスメ、ウインマリリン、アカイイトなどが先団に上がって4コーナー回って直線へ。
直線に入ってレイパパレが内ラチ沿いで先頭に立ち、2番手がランブリングアレーも、外からアカイトリノムスメとアカイイトが並んで追う。しかしアカイトリノムスメがランブリングアレーとアカイイトに挟まれて失速。アカイイトが外から脚を伸ばし、内ラチ沿いのレイパパレに迫る。

残り200mを切って先頭のレイパパレに離れた外でアカイイトが並び、一気に交わして先頭に立つ。3番手にランブリングアレー、さらにテルツェット、アカイトリノムスメが続くが、外からステラリア、イズジョーノキセキなどが伸びてくる。
残り100mを切ってアカイイトが1馬身差抜けて先頭。レイパパレは2番手で懸命に粘るが、最内からクラヴェル、大外からステラリアが伸びてきて、アカイトリノムスメなども懸命に粘る。
先頭のアカイイトはさらに脚を伸ばし、後続に2馬身差で1着ゴール。ゴール直前でクラヴェル、ステラリア、ソフトフルートなどが並んで一斉にレイパパレを交わして2着争いも、大外から伸びたステラリアが2着、差なくクラヴェル、ソフトフルート、イズジョーノキセキと続く。そのあとにレイパパレ、アカイトリノムスメ。

アカイイトは後方追走から3コーナー過ぎに早めに進出。4コーナーは大外を回して先団に取り付き、直線は1番の末脚で抜け出して2馬身差の完勝。早めのペースがはまった面もあるが、しっかりと末脚を伸ばし強い勝ち方。今年になって末脚みがき、一気に成長した。
ステラリアは中団から脚をため最後に2着争いを制する。3歳G1では結果出せなかったが、距離伸びて良さが出た印象。
クラヴェルは後方から内を突き末脚を伸ばす。展開に恵まれた面があるが、末脚良く良血らしく力を出した。
レイパパレは道中かなり掛かり距離が持たなかった。アカイトリノムスメも折り合わなかったが最後まで粘り力は見せた。

アカイイトは折り合いに問題なく、末脚もよく本格化した印象。距離も2000m超えても問題なく今後に期待できる
ステラリアは忘れな草賞を勝つなど距離伸びてよい印象。末脚もしっかりしており、2000m以上で要注目
クラヴェルは末脚よく、勝ちきれないが堅実。ひも穴として注意が必要

斤量差もあり3歳馬が若干有利だが、世代間の力差は考慮が必要。特に3冠で好走した馬には注意が必要。また前年の好走馬は続けて好走する確率が高い。牡馬混合重賞での好走は高い評価が必要で、逆に連勝中でもOPまでは割引。府中牝S組は、必ずしも連対しなくても、末脚鋭い馬には注目する必要あり。京都ではスローになること多く、逃げ先行馬には注意。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 8 16 アカイイト 牝4 56 2.12.1 栗・中竹 10
2 3 5 ステラリア 牝3 松山 54 2 栗・斉藤崇 7
3 1 2 クラヴェル 牝4 横山典 56 クビ 栗・安田翔 9
4 6 11 ソフトフルート 牝4 岩田望 56 クビ 栗・斉藤崇 11
5 2 4 イズジョーノキセキ 牝4 和田竜 56 ハナ 栗・石坂 12
払い戻し金
単勝 16
6,490円(10番人気)
複勝 16
1,180円(11番人気)
5
650円(7番人気)
2
810円(8人気)
枠連 3-8
2,610円(12番人気)
馬連 5-16
51,870円(58番人気)
馬単 16-5
137,500円(128番人気)
3連複 2-5-16
282,710円(271番人気)
3連単 16-5-2
3,393,960円(1838番人気)
ワイド 5-16
9,600円(56番人気)
2-16
15,440円(69番人気)
2-5
7,450円(51番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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