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第164回 天皇賞(秋)(2021年)

10/31 東京 芝2000m 曇り・良 16頭

 

秋の芝中距離のNo.1を決める戦いで、古馬中長距離G1 3戦の初戦
昨年無敗の牡馬3冠コントレイルと古馬マイルG1全制覇のグランアレグリア、3歳代表エフフォーリアの3強という状況。
まぎれが少ないコースだが一筋縄では収まらない。しかし1,2番人気が揃って消えたのは2009年が最後。ややひも荒れの傾向も
  1. コントレイル(2.5倍):昨年無敗で牡馬3完成するも、JC2着、大阪杯3着と連敗中。次走JCで引退と必勝態勢
  2. グランアレグリア(2.8倍):昨年安田記念、マイルCSを制するなど古馬マイルG1全勝。大阪杯に次ぐ2000m挑戦
  3. エフフォーリア(3.4倍):今年無敗で皐月賞を制し、ダービーハナ差2着も実績は強い3歳勢でもNo.1
  4. カレンブーケドール(19.6倍):G1で2着3回と勝ちきれないが、天皇賞(春)3着など力あり、東京も得意
  5. ポタジェ(23.3倍):11戦して4着以下なしという安定感。重賞勝ちはないが毎日王冠3着好走
    以下ワールドプレミア(30.2倍)、ヒシイグアス(40.4倍)までが50倍以下

コントレイル:落ち着いており適度な気合乗りで集中して伸びやかな歩様。クビを使って外目を歩きトモの踏み込み深い
エフフォーリア:気合乗りよくリズミカルにクビを使って歩く。トモの踏み込み深く力強い
グランアレグリア:落ち着いているが適度な気合乗り。クビを使ってゆったり歩くがトモの送りは浅め
ポタジェ:落ち着いているが適度な気合乗り。クビを使って歩き、トモの踏み込みは力強い
カレンブーケドール:気合乗りよくクビを使って歩く。トモの踏み込み力強い
サンレイポケット:気合乗りよくクビを使って歩く。トモは踏み込み深くリズミカルで良く見せる

揃ったスタートでコントレイルも普通に出る。内から好スタートのトーセンスーリヤが前に行くが、外からカイザーミノルが2コーナーでハナへ。トーセンスーリヤ、グランアレグリアが続き、カレンブーケドール、ポタジェが好位。その後ろ中団前方にエフフォーリア、ヒシイグアスで、エフフォーリアをマークするように直後にかなり抑えながらコントレイル。それを内からサンレイポケットが交わしていき、後方はワールドプレミア、ペルシアンナイトなどで、最後方がカデナ。
向こう正面は、前方がやや固まった縦長の隊列となるが、1000mは1.00.5とスローな流れ。

3コーナーから先頭のカイザーミノルにグランアレグリアが抑えきれない手ごたえで並びかけ、4コーナーにかけて後方の馬も差を詰め始め、徐々に馬群が詰まってくる。カイザーミノルとグランアレグリアが並んで先頭で、後続はやや広がって4コーナーを回って直線へ。
直線に入るとグランアレグリアが馬場中央に出して馬なりで先頭に立ち、直後にいたカレンブーケドールは後退。残り400mでグランアレグリアをカイザーミノルやポタジェなどが追うが、外からエフフォーリア、さらに1馬身半差でコントレイルも差を詰めてくる。
残り250mを切ってグランアレグリア、エフフォーリア、コントレイルの3頭が抜け出すと、残り200mでグランアレグリアに外からエフフォーリアが並びかけ、さらに1馬身半差でコントレイルも迫る。
残り150mでエフフォーリアがグランアレグリアを交わして先頭。グランアレグリアはやや手応えが悪くなり、外からコントレイルが伸びてくる。
残り100mでエフフォーリアは1馬身抜け出し先頭。コントレイルがグランアレグリアに並びかけるが、そこからなかなか伸びない。後方からはサンレイポケットがただ1頭伸びてくるが、コントレイルには2馬身ほど差がある。

先頭のエフフォーリアはムチを入れて脚を伸ばし、そのまま先頭でゴール。ゴール直前でグランアレグリアを交わしたコントレイルが2番手に上がるが、エフフォーリアとの差は詰められず、1馬身差2着でゴール。さらに内で粘ったグランアレグリアがクビ差3着に入る。
4着はサンレイポケットが入り、そこから1 3/4差の3頭での5着争いはヒシイグアスが制する。

エフフォーリアは好位の外を折り合って進み、直線は外から脚を伸ばすと、グランアレグリアをとらえ、コントレイルは抑えて1着。折り合いに問題なく、上りはコントレイルに0.2差3番の33.2で差し切る。末脚しっかりしており、中距離での強さを見せた。
コントレイルはややスタート後手でエフフォーリアを見る位置。直線は余裕で追い出し1番の上りで迫るが1馬身及ばず。相手が強かった。
グランアレグリアはスローもありいつもより前から抑えきれない手ごたえ。最後まで粘ったが勝ちきれないのは距離か。

エフフォーリアは斤量差あるとはいえ強い勝ち方で、2000mでは古馬相手でも力は上の印象。好位から末脚上位で安定している。
コントレイルはスタート大きな差なく、道中やや掛かるも最後は1番の上りで差しており力は出した。相手が強かった印象で力落ちはない。
グランアレグリアは抑えきれない感じで早め先頭も最後まで粘り力は見せた。しかしG1では2000mはやや長いか

基本的にはG1馬かG2で複数連対ぐらいの実績は必要。また2000m前後での実績は大切で1800〜2000mG2以上の連対同等の実績は必須。東京での1800m以上の重賞実績もないと厳しい。スピードも必要で、長めの距離のみでの実績は、やや割引
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 5 エフフォーリア 牡3 横山武 56 1.57.9 美・鹿戸 3
2 1 1 コントレイル 牡4 福永 58 1 栗・矢作 1
3 5 9 グランアレグリア 牝5 ルメール 56 クビ 美・藤沢和 2
4 4 8 サンレイポケット 牡6 鮫島駿 58 1 3/4 栗・高橋義 10
5 8 15 ヒシイグアス 牡5 松山 58 1 3/4 美・堀 7
払い戻し金
単勝 5
340円(3番人気)
複勝 5
120円(3番人気)
1
110円(1番人気)
9
110円(2人気)
枠連 1-3
400円(2番人気)
馬連 1-5
390円(2番人気)
馬単 5-1
850円(4番人気)
3連複 1-5-9
350円(1番人気)
3連単 5-1-9
2,040円(4番人気)
ワイド 1-5
170円(2番人気)
5-9
200円(3番人気)
1-9
170円(1番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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