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第55回 スプリンターズステークス(2021年)

10/3 中山 芝1200m 晴・良 16頭

 

下半期の古馬スプリントのチャンピオンを決めるレース。近年は強い牝馬の活躍も目立つ。
G1馬3頭を含む高松宮記念連対馬が参戦し、スプリンターNo.1を決めるにふさわしいメンバー。
過去10年3番人気以内の馬が必ず連対しているが、ヒモ荒れも多く、馬連3桁は3回。しかし万馬券は1回とあまり荒れない
  1. ダノンスマッシュ(2.6倍):春は香港S、高松宮記念と連勝。1200m8勝とスプリント戦得意
  2. レシステンシア(3.4倍):阪神JF1着。1200mは高松宮記念2着、セントウルS1着と連対100%
  3. ピクシーナイト(5.3倍):スプリント転向後はCBC賞、セントウルSともに2着と安定
  4. ジャンダルム(11.1倍):近走重賞では脚を余して着外も末脚良い。中山L圧勝と合う
  5. モズスーパーフレア(15.3倍):昨年の高松宮記念繰り上がり1着。中山3・2・0・1
    以下クリノガウディー(15.6倍)、メイケイエール(24.9倍)、ファストフォース(27.5倍)までが30倍以下

レシステンシア:雄大な馬体でクビを使って伸びやかな歩様。落ち着いておりトモの踏み込み深い
ダノンスマッシュ:落ち着いているが適度な気合乗り。クビを使って歩きトモ力強くしなやか
ピクシーナイト:気合乗りよいが落ち着きあり。トモの踏み込み力強い
モズスーパーフレア:落ち着いているがキビキビと歩く。トモの踏み込みはやや浅めも力強い
シヴァージ:雄大な馬体で落ち着いて堂々と歩く。トモの踏み込みは力強い
ジャンダルム:気合乗りよく、トモの送りはやや浅めも力強い

ややバラついたスタートから外のモズスーパーフレアがダッシュ良く飛び出しハナへ。ビアンフェ、ピクシーナイト、レシステンシアが続く。ダノンスマッシュ、シヴァージがその後ろで、中団にファストフォース、クリノガウディ、ジャンダルムなど。メイケイエールは懸命に抑えるもポジションを上げていく。後方はばらけてアウィルアウェイなどがいて、最後方はタイセイビジョン。
縦長の隊列となるが、600mは33.3と平均からやや早めのペース。3コーナーから徐々に馬群がつまってくるが、モズスーパーフレアは軽快に飛ばし、1馬身離して先頭で4コーナーを回り直線へ。2番手外にビアンフェで内はピクシーナイト。1馬身後方にレシステンシア。

直線に入ってモズスーパーフレアが1馬身半突き放して先頭。2番手にピクシーナイトとビアンフェが並び、外からレシステンシアが差を詰めてくる。内ラチ沿いにシヴァージも好位置。ダノンスマッシュはさらに2馬身後方だが、伸び一息。その外からメイケイエールがじりじりと伸びてくる。
残り200mでモズスーパーフレアが1馬身差で先頭も、ビアンフェが脱落しピクシーナイトが単独2番手から差を詰めてくる。さらに外からレシステンシアが1馬身半差。内にビアンフェがいて、そこから1/2馬身差最内にシヴァージ。
残り100mで一気にピクシーナイトがモズスーパーフレアを交わして先頭。離れた外からレシステンシアも追うが、やや伸び一息。さらに最内のシヴァージも伸びてくる。そこから一気にピクシーナイトが抜け出し、どんどん差を広げる。残り50m手前でレシステンシアとシヴァージがほぼ並んでモズスーパーフレアを交わし2番手争い。
先頭のピクシーナイトは力強く伸びて後続を寄せ付けず、そのまま2馬身差で1着のゴール。2番手はレシステンシアとシヴァージが並ぶも、外のレシステンシアがアタマ差抜けて2着。内のシヴァージは3着まで。最後に外から伸びたメイケイエールが4着で逃げたモズスーパーフレアは5着まで。

ピクシーナイトは先行して内を回り、直線は力強く抜け出して後ろを寄せ付けず、2馬身差の完勝。ペースが落ち着いたこともあるが、力強い勝ち方で実力馬レシステンシアを抑える。3歳馬ながら強い勝ち方で力をつけており、今後のスプリント界を引っ張る存在になるか。
レシステンシアは先行して理想的な展開も意外と伸びずに、最後は地力で2着確保。いつもの力強さが影を潜めた印象。
シヴァージはいつもより前目から末脚を生かした吉田隼騎手の好騎乗で、人気薄ながらレシステンシアと好勝負に持ち込んだ。
メイケイエールはスタート後に大きく斜行するなど相変わらず気性難も力のあるところを見せた。ダノンスマッシュは伸び一息で6着。間隔あいたことも影響したか。

ピクシーナイトは3歳馬にして強い勝ち方でスプリント戦で今後に期待が持てる。ペースも不問
レシステンシアはG1では連続2着と、やや決め手に欠ける。1400mの方が合う印象だが安定感あり
シヴァージは末脚良く追い込むことが多かったが、好位から決め手を生かすレースが合う印象
メイケイエールは力はあるが気性的に厳しい。ダノンスマッシュは年齢的にややピークを過ぎたか

前哨戦はいくつかに限られセントウルS組の実力馬が中心になるが、展開や馬場適性で必ずしもその結果通りにはならない。また洋芝の北海道組は注意が必要。休み明けでも芝1200mかつG1に実績がある馬はよく見る必要あり。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 2 4 ピクシーナイト 牡3 福永 55 1.07.1 栗・音無 3
2 6 12 レシステンシア 牝4 ルメール 55 2 栗・松下 2
3 1 1 シヴァージ 牡6 吉田隼 57 アタマ 栗・野中 10
4 3 6 メイケイエール 牝3 池添 53 2 1/2 栗・武英 7
5 8 16 モズスーパーフレア 牝6 松若 55 ハナ 栗・音無 5
払い戻し金
単勝 4
530円(3番人気)
複勝 4
200円(3番人気)
12
160円(2番人気)
1
770円(10人気)
枠連 2-6
700円(2番人気)
馬連 4-12
890円(3番人気)
馬単 4-12
1,910円(6番人気)
3連複 1-4-12
9,050円(26番人気)
3連単 4-12-1
38,610円(110番人気)
ワイド 4-12
460円(3番人気)
1-4
2,760円(31番人気)
1-12
2,030円(20番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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