おさびし山ホースパーク おさびし山ホースパーク

トップ レースの記憶(観戦記) G1予想 私的名馬館 馬の本,DVDの紹介 オウンオピニオン(コラム)
リンク更新記録お問い合わせ  
 トップ > レースの記憶2021 > 安田記念
 
 

第71回 安田記念(2021年)

6/6 東京 芝1600m 曇り・良 14頭

 

春のマイル王決定戦で、アジアのマイル王を決める戦いでもあるが、今年も香港勢の参加なし。
G1馬6頭参戦もヴィクトリアM圧勝のグランアレグリアが芝G1 6勝目を目指して圧倒的1番人気。一昨年の覇者インディチャンプが続く
過去10年で1番人気は3勝と一息。人気薄の好走多く多く、馬連3桁は1回。馬連万馬券が3回あり、荒れやすいレース

  1. グランアレグリア(1.5倍):昨年短距離G1を3勝。前走ヴィクトリアM4差完勝で古馬マイルG1前走
  2. インディチャンプ(7.0倍):2年前マイルG1をともに制して最優秀短距離馬。マイルでは安定して上位
  3. サリオス(7.9倍):2年前朝日杯FS1着で皐月賞、ダービー2着。近走不振もマイルは合う
  4. シュネルマイスター(10.2倍):4戦3勝でNHKマイルC差してハナ差1着。血統的にマイル合うか
  5. ケイデンスコール(14.7倍):今年京都金杯、マイラーズCとマイル重賞を2勝し復活
    以下ダノンプレミアム(19.2倍)、ラウダシオン(27.9倍)までが40倍以下

ケイデンスコール:落ち着いてクビを使いスムーズな歩様。トモの踏み込み深い
ダノンキングリー:気合乗りよいが落ち着いて力強い歩様。毛づやよくトモの送り浅めも力強い
シュネルマイスター:落ち着いておりクビを使って素軽い歩様。トモの踏み込み深い
グランアレグリア:落ち着いているが適度な気合。クビを使って歩きトモの送りは浅めも力強い
インディチャンプ:気合乗りよくややテンション高め。スムーズな歩様でトモも力強い
サリオス:気合乗りよくクビを使って素軽い歩様。力強い馬体でトモの踏み込みやや浅め

ほぼそろったスタートからカテドラルが1馬身ほど出遅れ。外からトーラスジェミニが押して前に行くが、内からダイワキャグニーがハナへ。トーラスジェミニが差のない2番手で、ラウダシオン、ダノンプレミアムが続く。インディチャンプ、シュネルマイスターなどが中団前方で、ダノンキングリー、サリオスが中団。その後方にケイデンスコール、グランアレグリアがいて、後方にカデナ、最後方にカテドラル。
600mは34.9と良ではミドルからやや遅めのペース。向こう正面は縦長で進み、3コーナーから馬群が徐々に詰まってくる。4コーナーは縦長のまま回って直線へ。

直線に入ると1馬身差でダイワキャグニーが先頭。内にダノンプレミアム、外にトーラスジェミニが続き、その2馬身後方にラウダシオン、インディチャンプ。さらに後方外にグランアレグリア、ダノンキングリー。
残り400mを切ってダノンキャグニーは1馬身差で先頭。2番手はトーラスジェミニ、ダノンプレミアムと変わらず。その後ろからインディチャンプが馬なりで迫る。その1馬身半後方にシュネルマイスターでその後ろのグランアレグリアは必死に追うが反応が鈍い。残り300mを切ってダイワキャグニーにトーラスジェミニ、ダノンプレミアムが並びかけ、さらにインディチャンプが迫ってくる。グランアレグリアはさらに3馬身後方だがそこから内に進路を取ってようやく伸び始める。

残り200mでトーラスジェミニがダイワキャグニーを交わして先頭。しかし離れた外からインディチャンプが並びかけ、1馬身差外にシュネルマイスター、ダノンキングリー。さらにインディチャンプの内からグランアレグリアが一気に伸びてくる。
残り100m手前でインディチャンプが先頭に立つが、すぐ内からグランアレグリアが迫り、残り50mでインディチャンプを交わして先頭。しかし外からシュネルマイスターとダノンキングリーが並んで伸びてきて、ゴール直前でダノンキングリーがシュネルマイスターを競り落とし、離れた内のグランアレグリアと並んでゴール。ゴールの瞬間はダノンキングリーがアタマ差前に出ており1着で、グランアレグリアはただ1頭32秒台の上りを使うも惜しい2着。1/2馬身差でシュネルマイスターが3着に入り、さらにクビ差でインディチャンプが4着。やや離れてトーラスジェミニが5着に粘る。

ダノンキングリーは中団外を折り合って進み、直線は外から前のシュネルマイスターを追う。じりじりと脚を延ばすと最後は内から抜けたグランアレグリアを交わす。休み明けのためかやや反応は鈍かったが、長く脚を使い現状はマイルが合う印象。
グランアレグリアは行きっぷり悪く後方から。直線も反応鈍かったが残り200mからの伸びはさすが。中2週で疲れがあった様子だがG1 5勝の力は見せた。
シュネルマイスターは中団から外を伸び惜しい3着。最後の伸びもよくNHKマイルCで見せた脚は古馬にも通用する。インディチャンプは堅実で衰えもないが、やや決め手に欠ける分、切れる馬には分が悪い。

ダノンキングリーは長く脚を使いマイルから2000mが合う。小回りコースよりも直線の長い東京が持ち味を出せる
グランアレグリアはある程度間隔をあけた方がよい。末脚良く距離はマイルが最も力を出せるが1200〜2000mまで対応できる
シュネルマイスターは末脚良く、今後一流マイラーに成長する可能性がある。距離も2000mまでは対応できそう

マイルは短距離馬も中距離馬も参戦してくることがあるが、短距離馬は力が抜けており、掛かり癖がなくスタミナもある馬なら通用。中距離馬は栗東坂路で4ハロン50秒そこそこで走れるようなスピードの持ち主なら対応可能。ただし1400m〜マイルと東京実績は必要。前年の人気馬や上位馬は注意が必要。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 7 11 ダノンキングリー 牡5 川田 58 1.31.7 美・萩原 8
2 4 5 グランアレグリア 牝5 ルメール 56 アタマ 美・藤沢和 1
3 8 13 シュネルマイスター 牡3 横山武 54 1/2 美・手塚 4
4 5 8 インディチャンプ 牡6 福永 58 クビ 栗・音無 2
5 6 9 トーラスジェミニ 牡5 戸崎 58 1 1/4 美・小桧山 13
払い戻し金
単勝 11
4,760円(8番人気)
複勝 11
710円(9番人気)
5
110円(1番人気)
13
240円(4番人気)
枠連 4-7
720円(4番人気)
馬連 5-11
2,950円(9番人気)
馬単 11-5
12,090円(29番人気)
3連複 5-11-13
8,860円(26番人気)
3連単 11-5-13
110,420円(247番人気)
ワイド 5-11
1,160円(12番人気)
11-13
5,460円(38番人気)
5-13
400円(3番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


Copyright (C) 2021 Ferris Conducts. All Rights Reserved